冬の訪れと共に街を彩るアウターたち。
ハイブランドのダウンジャケットと聞いて、皆様はどのメゾンを思い浮かべるでしょうか?
モンクレールやカナダグースといったダウン専業ブランドは確かに素晴らしい機能美を持っています。
しかし、私は迷わず「バーバリー(Burberry)のダウン」をご提案します。
「バーバリーといえばトレンチコート」
そのイメージが強いからこそ、実はダウンコレクションが「知る人ぞ知る名品」であることをご存じない方も多いのです。
袖を通した瞬間に感じる、英国王室御用達ブランドならではの仕立ての良さと、驚くほどの軽くて暖かい。
今回は、トレンチコートの影に隠れがちながら、実はファッション通の間で熱い視線を集めているバーバリーのダウンについて、その魅力と選び方を紐解いてまいります。
なぜ今、バーバリーのダウンが「隠れた名品」なのか

多くの人がダウンジャケットに求めるもの。
それは「暖かさ」だけではありません。
大人の女性、そして男性にとって必要なのは、カジュアルになりすぎない「品格」です。
バーバリーのダウンには、160年以上の歴史の中で培われてきた「アウターウェアへの美学」が凝縮されています。
ただ暖かいだけの防寒着ではなく、都会の景色に馴染むエレガンス。
ここでは、なぜ今バーバリーのダウンが狙い目なのか、その理由を深掘りしていきましょう。
トレンチコートのDNAを受け継ぐシルエット

バーバリーのダウン最大の特徴は、着膨れを感じさせない計算されたシルエットにあります。
一般的なダウンジャケットは保温性を重視するあまり、どうしてもスポーティーで丸みを帯びたフォルムになりがちです。
しかし、バーバリーは違います。
トレンチコートで培ったカッティング技術が応用されており、ダウンでありながら驚くほどすっきりとしたラインを描きます。
特にウエストラインの絞りや、肩周りの可動域を確保しつつ華奢に見せるパターンワークは秀逸です。
「ダウンを着るとお洒落が決まらない」とお悩みの方こそ、一度袖を通していただきたい仕上がりです。
チラリと覗く「バーバリーチェック」の優越感

そして何より、私たちの心をときめかせてくれるのが、裏地やフードの内側に施された「バーバリーチェック(ノバチェック)」です。
前を開けて歩いたとき、あるいは風でフードが揺れたとき。
ふとした瞬間に覗くベージュのチェック柄は、言葉以上にあなたの装いのクラス感を雄弁に語ってくれます。
「一目でバーバリーと分かる高揚感」を求めるか、「さりげない上質」を求めるかによって、選ぶべきモデルが変わります。
【メンズ・レディース別】暖かさと機能性の真実
「ファッションブランドのダウンは、専業ブランドより暖かさが劣るのでは?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
結論から申し上げますと、その心配は無用です。
バーバリーのダウンは、グースダウンやダックダウンを贅沢に使用しており、フィルパワー(羽毛のかさ高を示す単位)も本格的なアウトドアブランドに引けを取りません。
ここでは、性別ごとの特徴と機能性について見ていきましょう。
レディース:エレガンスと防寒の両立
レディースラインでは、ロング丈のモデルが特に人気です。
膝までしっかりとカバーしてくれる丈感は、真冬の寒さから身体を守るだけでなく、ドレスやスカートスタイルとも相性が抜群です。
ウエストベルトが付いているモデルも多く、ダウンコートでありながらトレンチコートのような感覚でコーディネートを楽しめます。
| 保温性 | 4.5 |
| 軽さ | 4.0 |
| 着回し力 | 5.0 |
| ブランド主張 | 4.0 |
| 総合評価 | 4.5 |
メンズ:2WAY仕様で楽しむ実用性
一方、メンズラインで注目したいのが「デタッチャブル(取り外し可能)」なデザインです。
袖を取り外してダウンベストとして着用できるモデルが多く展開されています。
秋口から春先まで、3シーズンにわたって活躍するこの機能性は、実用性を重視する男性にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
スーツの上から羽織っても様になるマットな質感の素材も多く、ビジネスシーンでの利用も可能です。
失敗しないための「サイズ感」ガイド
ハイブランドのアウター選びで最も難しいのが「サイズ感」です。
特にバーバリーは英国ブランドであるため、日本のサイズ基準とは異なる場合があります。
せっかくの一生モノですから、ジャストフィットで美しく着こなしたいものです。
いいえ、ここに落とし穴があります。
バーバリーのサイズ表記は、基本的にUK(英国)サイズが基準となっています。
サイズ表記の読み解き方
基本的に、日本サイズよりも「ワンサイズ大きめ」の作りになっていると考えてください。
例えば、普段日本の「Mサイズ」を着用されている方は、バーバリーの「Sサイズ(UK S / IT 46程度)」がジャストフィットすることが多いです。
| 日本サイズ目安 | バーバリー表記 (UK/US) | イタリア表記 (IT) |
|---|---|---|
| S | XS | 44 |
| M | S | 46 |
| L | M | 48 |
| XL | L | 50 |
ただし、近年のオーバーサイズトレンドを取り入れたデザインや、アジア人の体型に合わせた「ウィメンズ・フィット」なども存在します。
可能であれば実店舗で試着することをお勧めしますが、オンラインで検討される際は、お手持ちのコートの「肩幅」と「身幅」を計測し、サイズガイドと照らし合わせることが失敗を防ぐ鍵となります。
インナーとのバランスを考える
ダウン自体の保温性が非常に高いため、インナーは薄手のニットやカットソーで十分な場合がほとんどです。
厚手のセーターを着込むことを想定して大きめを選ぶよりも、ジャストサイズを選んでシルエットを綺麗に見せる方が、バーバリー本来の魅力を引き出せると私は考えます。
まとめ:冬の日常を特別にするパートナーとして
今回は、バーバリーのダウンジャケットについて、その魅力や選び方をご紹介いたしました。
記事のポイントを振り返ります。
- トレンチ譲りの美シルエット:着膨れせず、エレガントなスタイルを実現。
- 確かな保温性:ファッション性だけでなく、本格的な防寒機能を完備。
- サイズ選びの注意点:基本は日本サイズよりワンサイズダウンを目安に検討する。
初めて手にしたブランドアイテムが、時を経ても色褪せない記憶として残るように。
バーバリーのダウンもまた、あなたの冬の日常に寄り添い、寒い朝のお出かけさえも「楽しみ」に変えてくれる特別なパートナーになるはずです。
流行を追うだけでなく、長く愛せる「本物」を選ぶ喜び。
今年の冬は、伝統と革新が息づくバーバリーのダウンに包まれて、心まで暖かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。


