近年、街中でふと見かけるクラシカルで上品なバッグ。
「あ、あのデザイン素敵だな」と思ってよく見てみると、それはセリーヌの昔のデザインのバッグだった、という経験はありませんか?
今、30代から50代の大人の女性を中心に、現行のモデルとは一味違う「オールドセリーヌ」やヴィンテージアイテムが熱狂的な支持を集めています。
「昔のセリーヌって、どうしてこんなに魅力的なの?」
「今のデザインと何が違うの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いはずです。
この記事では、時を超えて愛され続けるセリーヌの昔のデザイン、いわゆるヴィンテージやオールドセリーヌの世界について、その歴史や特徴、そして今手に入れるべき理由を余すことなくお伝えします。
懐かしさの中に新しさを感じる、あなただけの特別な一点を見つける旅に出かけましょう。
- 時を超えて愛される「オールドセリーヌ」と現行品の違いや定義を徹底解説
- かつては「ダサい」と言われたマカダム柄が、なぜ今トレンドの最前線にあるのか
- 失敗しないヴィンテージバッグの選び方と、人気モデルの“傾向”
- 家に眠っているかもしれない?昔のバッグの買取相場の見方
セリーヌ昔のデザイン(オールドセリーヌ)が再注目される理由

ファッションの流行は巡ると言われますが、セリーヌの昔のデザインに関しては、単なるリバイバルにとどまりません。
なぜ今、多くの女性が最新の新作ではなく、あえて昔のデザインを求めるのでしょうか。
まずは言葉の定義を整理しながら、人々を惹きつけてやまない理由を紐解いていきましょう。
オールドセリーヌとセリーヌの違い
結論:呼ばれ方が2通りあり、ポイントは「年代」と「クリエイティブの節目」です。

一般的に日本で「オールドセリーヌ」という言葉は、主に2018年頃の“表記(CÉLINE→CELINE)変更”以前のセリーヌを指して使われることが多く、とくにフィービー・ファイロ期(2008年〜2018年頃)のアイテムを意味する文脈が目立ちます。
一方で、中古市場ではもう少し広い意味で、70〜90年代のクラシックな意匠(馬車モチーフ、モノグラム系キャンバスなど)を持つ“ヴィンテージセリーヌ”を、便宜上「オールド」と呼ぶケースもあります。
つまり、ひとことで「オールドセリーヌ」と言っても、(A)フィービー期中心の“プレ2018”を指す場合と、(B)もっと古い年代を含めた“ヴィンテージ総称”として使われる場合がある、ということです。
本記事では、読者の方が探していることが多い「昔のセリーヌ=ヴィンテージ〜プレ2018の名作群」を中心に解説します。
現行のセリーヌは、ロゴを前面に出したモダンなムードや、シャープで都会的なコレクションが印象的です。
対して昔のセリーヌは、クラシカルな金具使い、落ち着いた色調、そして時代の空気を映した“いま作れない雰囲気”が魅力です。
さらに、当時のアイテムには素材の厚み、縫製の力強さ、金具の存在感がしっかり残っているものも多く、使い込むほどに味が出るところも支持されています。
「人とかぶりたくない」「自分だけの個性を出したい」と願う女性にとって、昔のセリーヌはまさに理想的な選択肢になり得るのです。
セリーヌのヴィンテージとは?
ファッションで「ヴィンテージ」という言葉に厳密な定義があるわけではありませんが、一般的には製造から一定年数が経過し、希少性や意匠の価値が認められたものを指します。
セリーヌの場合、ヴィンテージとして語られやすいのは、ブランドがレザーグッズで存在感を高めていった70〜90年代を中心としたアイテムです。
代表的なムードを年代別にまとめると、次のようなイメージになります。
| 年代 | 主な特徴 | 代表的な意匠(例) |
|---|---|---|
| 1970年代 | パリのモチーフを感じる金具・エンブレムが確立 | トリオンフ由来の意匠、馬車モチーフ など |
| 1980年代 | モノグラム系キャンバスが定番化し、実用性も強化 | マカダム(モノグラム系)、各種キャンバス など |
| 1990年代 | エレガンスと日常使いのバランスが良く“いま使いやすい” | サークルロゴ、マカダムのバリエーション など |
これらのヴィンテージは、基本的に現在は生産されていません。
だからこそ、中古市場で状態や個体差を見ながら“出会い”を楽しめる点も、ヴィンテージの醍醐味です。
昔のロゴの特徴

昔のデザインを見分ける手がかりとして分かりやすいのが「ロゴ」や「モチーフ」です。
現在よく見かける表記は「CELINE」ですが、以前は「CÉLINE」と、Eの上にアクセントが付いた表記も長く使われていました。
また、昔のアイテムには次のような意匠が登場します。
- トリオンフ由来のモチーフ:凱旋門周辺のチェーンから着想したとされる、セリーヌを象徴する意匠です。
- 馬車(サルキー)系のモチーフ:クラシックで品のあるムードを作りやすく、ヴィンテージ人気の核になっています。
- アクセント記号のある「CÉLINE」表記:プレ2018の空気感をまといやすい、分かりやすい見分けポイントです。
現行品のスタイリッシュさとは対照的な、どこか温かみのあるクラシックな要素が、コーディネートのアクセントとして抜群の存在感を発揮します。
マカダム柄がダサいと言われた過去と現在

「マカダム柄」と聞いて、少し前の時代を思い出し「古臭い」「おばさんっぽい」という印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
実際、2000年代のミニマル志向が強かった時期には、モノグラム系の柄そのものが敬遠されやすく、マカダムも「一昔前」と見られたタイミングがありました。
しかし、今は評価が変わっています。
「マカダムは、いまこそ可愛い」という空気が戻り、むしろ“こなれ感”のあるヴィンテージとして注目されています。
背景には、次のような流れがあります。
- 90〜00年代ムードの再燃:ロゴや柄を“あえて楽しむ”トレンドが戻りました。
- ヘリテージ意匠の再評価:現行でもアーカイブに光が当たり、元ネタであるヴィンテージが“本家”として選ばれるようになりました。
- SNSでの着こなし提案:デニムやスウェットにヴィンテージを合わせるスタイルが浸透し、「古い」ではなく「抜け感がある」へ。
かつてタンスの奥にしまわれていたバッグが、今では世代を越えて選ばれる存在になっています。
セリーヌ昔のデザインのバッグで知っておくべき人気モデル
ここからは、具体的にどのようなバッグが人気なのか、その特徴や選び方について見ていきましょう。
これから昔のセリーヌを購入しようと考えている方は必見です。
マカダム柄の年代による違い
マカダムは、セリーヌの“モノグラム系キャンバス”を象徴する存在として知られています。
なお、「マカダム(MacAdam)」という言葉自体は、道路舗装で知られるジョン・ラウドン・マカダムの名に由来すると説明されることがあります。ただし、柄の命名や由来の語られ方には諸説もあるため、ここは「そう説明されることが多い」程度に捉えておくと安心です。
柄のバリエーションとしては、次のような違いが見られます。
- ブラウン系(定番):最もポピュラー。水や汚れに比較的強い素材が使われる個体も多く、ヴィンテージ初心者にも選ばれやすいタイプです。
- ホワイト系:春夏に映える反面、状態差が出やすいカラー。きれいな個体ほど出会いが貴重です。
- 呼び名の揺れ(マカダム/ブラゾン等):市場では出品者や地域によって呼び方が揺れることがあります。名称よりも、写真で柄そのものと状態を確認するのが確実です。
年代を見分ける方法として“シリアル”が語られることもありますが、ヴィンテージは刻印仕様やタグの個体差が大きい世界です。
購入時は、刻印・金具・内装・縫製などを総合して判断し、信頼できるショップを選ぶのが失敗しにくい近道です。
ヴィンテージバッグの人気ランキング(傾向)
数ある昔のセリーヌの中でも、今とくに選ばれやすいデザインを“傾向”としてまとめます。

楽天より:【バッグ】CELINE セリーヌ マカダム柄 2WAYバッグ ハンドバッグ
| 1位:マカダム系 ボストンバッグ
収納力があり、普段使いのハズしにも便利。デニムとの相性がよく、ヴィンテージらしさも出せます。 |
5.0 |
| 2位:馬車モチーフ ショルダーバッグ
フロントの金具が主役になるタイプ。クラシックな装いにも、きれいめカジュアルにも合わせやすいのが魅力です。 |
4.5 |
| 3位:トリオンフ系の意匠(プレート/金具)
現行のムードとも相性がよく、“昔っぽいのに古く見えない”バランスが強み。小物ほど取り入れやすい傾向です。 |
4.0 |
| 4位:サークルロゴ トートバッグ
A4が入るサイズも多く、通勤用途で再評価されやすいタイプ。90年代らしい存在感もポイントです。 |
3.5 |
| 総合評価
どのモデルも現行品にはない「味」があり、一点投入でおしゃれ度が格上げされます。 |
4.5 |
とくにボストン系は、流行り廃りに左右されにくい定番です。
サイズ展開や用途の幅も広く、「長く使えるヴィンテージ」を探している人ほど候補に入りやすい存在と言えます。
歴代デザイナーが築いたスタイル
セリーヌのムードは、時代ごとのクリエイティブによって大きく表情を変えてきました。代表的な節目を整理します。
1. セリーヌ・ヴィピアナさん(創業者)

1945年にメゾンを創業。ブランドの核となる“品の良さ”と“日常に寄り添うエレガンス”の土台を築きました。
2. マイケル・コースさん(1997年〜2004年)

実用性と都会性を強め、働く女性のリアルクローズとしての魅力を拡張しました。
3. フィービー・ファイロさん(2008年〜2018年頃)
ミニマルで洗練されたムードを確立し、セリーヌを“現代の名品”が生まれるブランドへ押し上げました。
4. エディ・スリマンさん(2018年〜2024年)
ロックなムードとアーカイブの再解釈でブランドを再構築。表記変更など、イメージの刷新も大きな話題になりました。
5. マイケル・ライダーさん(2025年〜)
2025年からアーティスティック・ディレクターとして新体制へ。プレ2018の空気感も参照しながら、次のセリーヌ像が形作られています。
昔のバッグを選ぶ楽しさは、「この意匠はどの時代の気分だろう?」と背景まで想像できるところにあります。
昔のバッグの買取相場
昔のセリーヌの相場は、モデル・状態・付属品・色・需要によって大きく動きます。とくに近年はヴィンテージ人気の影響で、良個体ほど強気の値付けになりやすい傾向です。
購入価格の目安:
- マカダム系ボストン:おおむね数万円台〜10万円前後
- 馬車モチーフのショルダー:状態が良いほど10万円超も見えやすい
- レザー比率が高い希少モデル:コンディション次第でさらに上振れ
買取についても同様で、「状態」と「人気意匠(モチーフ)」が価格を左右します。長期保管の個体は、カビ・ベタつき・金具のくすみで評価が落ちやすいので、査定前にできる範囲で整えると印象が変わることもあります。
セリーヌ昔のデザインについてのまとめ
この記事では、セリーヌの昔のデザイン、いわゆるオールドセリーヌ/ヴィンテージの魅力について解説してきました。
- 「オールドセリーヌ」は、文脈によって“プレ2018(とくにフィービー期)”と“ヴィンテージ総称”の2通りの意味で使われます。
- マカダムなどのクラシック意匠は、時代の巡りとともに「古い」から「こなれた名品」へ再評価されました。
- 昔のロゴやモチーフ(トリオンフ由来の意匠、馬車系など)は、ヴィンテージらしさを作る大きな鍵になります。
- 人気が出やすいのは、ボストン、馬車モチーフのショルダー、トリオンフ系の意匠など“合わせやすい主役”です。
- 価格は上昇傾向でも、状態差が大きい世界。信頼できるショップ選びが満足度を左右します。
流行を追いかけるのも楽しいですが、時を経て残った「本物」を身につける喜びは格別です。
あなたもぜひ、世界に一つだけの昔のセリーヌを見つけて、毎日のファッションに取り入れてみてください。
そのバッグはきっと、あなたのスタイルをより洗練されたものにしてくれるはずです。