シャネルのメンズフレグランスの中でも、特に高い人気を誇り、多くの人々を魅了し続ける「エゴイスト」と「エゴイスト プラチナム」。
名前は似ていますが、その香りの個性は全く異なります。
「自分に似合うのはどちらだろう?」
「2つの香りの具体的な違いが知りたい」
「廃盤の噂は本当?」
「芸能人も使っているって本当?」
そんなあなたの疑問にすべてお答えするため、この記事では「シャネルエゴイストとプラチナムの違い」をメインテーマに、それぞれの香りの特徴から、愛用している芸能人、女性がつけた場合の印象、さらには「エゴイストプラチナムは嫌い」という声の真相まで、あらゆる角度から徹底的に解説していきます。
似た香りのアイテムや、おすすめの季節、気になる値段まで、詳しく掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧いただき、あなただけの運命の香りを見つけてください。
この記事のポイント
- エゴイストとプラチナムの香りの違いをトップ・ミドル・ラストノートまで詳細に解説
- それぞれが似合う人物像、利用シーン、おすすめの季節を具体的に提案
- 廃盤の噂の真相、愛用芸能人、女性からの印象など、気になる情報を網羅
- 似た香りの香水や柔軟剤、正確な価格情報まで、購入を検討する上で役立つ情報が満載
シャネルエゴイストとプラチナムの違い【香りの世界観】
まず最初に、2つのフレグランスの最も重要な違いである「香り」について、その構成(ノート)を詳しく見ていきましょう。
それぞれの香りがどのように構成され、時間と共にどう変化していくのかを知ることで、どちらが自分の好みに合うのかが明確になります。
シャネルエゴイストの奥深い香り
シャネルの3代目専属調香師ジャック・ポルジュによって1990年に生み出された「エゴイスト」。
その香りは、一言で表すなら「独創的でカリスマティック」。
ウッディ、スパイシー、そしてアンバーが織りなす、暖かくも複雑で、抗いがたい魅力を放つオリエンタル系のフレグランスです。
- トップノート: マンダリン、コリアンダー
つけた瞬間、フレッシュなマンダリンの香りが立ち上りますが、すぐにピリッとしたコリアンダーのスパイシーさが加わり、凡庸なシトラス系とは一線を画す、個性的でインパクトのある幕開けを演出します。 - ミドルノート: ターキッシュローズ(ダマスクローズ)、シナモン、カーネーション
時間が経つと、優雅で官能的なターキッシュローズが香り立ち、そこにシナモンの暖かく甘いスパイスと、カーネーションの少しパウダリーなニュアンスが重なります。
このミドルノートが、エゴイストの持つセクシーさと深みの中核をなしています。 - ラストノート: サンダルウッド、バニラ、アンブレットシード、タバコ、レザー
最後は、クリーミーで落ち着きのあるサンダルウッドを基調に、甘く濃厚なバニラと、ムスクのような温かみを持つアンブレットシードが肌の上で長く官能的な余韻を残します。
さらに、タバコやレザーといった男性的なノートが複雑に絡み合い、忘れがたい印象を刻みつけます。
全体として、自分自身の哲学を持ち、周囲に流されることなく、独自のスタイルを貫く強い意志を持った男性像を想起させる香りです。
エゴイストプラチナムの爽やかな香り

オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
エゴイストの成功から3年後の1993年に発表された「エゴイスト プラチナム」。
こちらも同じくジャック・ポルジュによる調香ですが、その方向性は大きく異なります。
「社交的で雄弁な男性」をイメージして作られたこの香りは、爽やかさと知性が際立つアロマティック・フゼアノートが特徴です。
- トップノート: ラベンダー、ローズマリー、ネロリ、プチグレン
つけた瞬間に広がるのは、フランス・アルプス産のラベンダーとローズマリーがもたらす、清潔感あふれるクリアなハーブの香り。
そこにネロリのフローラルな明るさとプチグレンのわずかな苦みが加わり、キリッとした爽快感を与えます。 - ミドルノート: クラリセージ、ゼラニウム、ガルバナム、ジャスミン
ミドルノートでは、コーカサス地方のクラリセージとゼラニウムが、アロマティックで洗練されたハーバルノートを奏でます。
ガルバナムのグリーンな香りがより一層の爽やかさを加え、ジャスミンがかすかなフローラルの深みを与えます。 - ラストノート: オークモス、ベチバー、シダーウッド、サンダルウッド、アンバー
ラストは、シダーやベチバーといったウッディノートが、落ち着きと安定感をもたらします。
オークモスの少し土っぽい香りが全体をまとめ上げ、サンダルウッドとアンバーが、軽やかさの中にも確かな深みと男性的な色気を感じさせるフィナーレを迎えます。
エゴイストが「内に秘めた情熱」なら、プラチナムは「外へ放たれる輝き」と表現できるでしょう。
香りの印象を比較
二つの香りの違いをより分かりやすくするために、表にまとめてみました。
特徴 | シャネル エゴイスト | シャネル エゴイスト プラチナム |
---|---|---|
発売年 | 1990年 | 1993年 |
調香師 | ジャック・ポルジュ | ジャック・ポルジュ |
香調 | オリエンタル・ウッディ・スパイシー | アロマティック・フゼア |
トップノート | マンダリン、コリアンダー | ラベンダー、ローズマリー、ネロリ、プチグレン |
ミドルノート | ダマスクローズ、シナモン、カーネーション | ゼラニウム、クラリセージ、ガルバナム |
ベースノート | サンダルウッド、バニラ、タバコ、レザー | オークモス、ベチバー、シダーウッド、アンバー |
印象 | 温かく官能的、複雑で個性的、大胆 | フレッシュでクリーン、洗練された、モダンでクール |
使用者像 | 個性的で自信に満ちた芸術家タイプ | 社交的でカリスマ性のあるスマートなタイプ |
おすすめの季節 | 秋冬、夜 | 春夏、日中、オフィス |
シャネルエゴイストとプラチナムの違い【まとう人とシーン】
香りの違いを理解したところで、次に気になるのは「どんな人が使うと似合うのか?」「どんな場面で使うのが効果的なのか?」という点でしょう。

オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
ここでは、それぞれの香水を愛用しているとされる芸能人や、異性からの印象、そして使用に最適なシーンや季節について掘り下げていきます。
結論から言うと、シャネル エゴイストは廃盤になっていません。
現在もオードゥ トワレットとして、シャネルの公式サイトや全国のカウンター、オンラインストアで正規に販売されています。
一部で「廃盤」の噂が流れることがありますが、これはおそらく、過去に存在したミニボトルなどの特定製品が製造終了になったことや、後発の「プラチナム」の知名度が高まったことで、相対的に情報が少なくなったことが原因と考えられます。
オリジナルのエゴイストは、今なお多くのファンに支持される、シャネルの香水の歴史において欠かせないマスターピースの一つです。
シャネルエゴイストを愛用する芸能人は?
「シャネル エゴイスト」はその独創的な香りから、多くの個性的な著名人に愛されてきたと言われています。
公言しているケースは少ないですが、氷室京介さんやYOSHIKIさんといった、独自のスタイルを確立し、カリスマ的な人気を誇るミュージシャンの名前がよく挙がります。
彼らの持つミステリアスでセクシーなイメージと、エゴイストの持つ暖かく官能的な香りは、まさに完璧な組み合わせと言えるでしょう。
自分の世界観を大切にし、他とは違う個性を表現したいと考える方にぴったりの香りです。
「エゴイスト」はメンズフレグランスですが、そのスパイシーで甘く、温かみのある香りは、実は女性にもファンが多いことで知られています。
特に、サンダルウッド、ローズ、バニラといった女性用香水にも使われるノートが含まれており、ジェンダーの垣根を越える魅力を持っています。
自立した大人の女性が纏うと、甘すぎるレディース香水とは一味違う、ハンサムで知的な色気を演出できます。
「かっこいい」「エレガント」といった印象を与え、「自信がつく」という声も聞かれます。
エゴイストプラチナムが似合う人とは?
爽やかで知的な印象の「エゴイスト プラチナム」は、非常に幅広い層に似合うのが魅力です。
そのイメージは「清潔感のある、洗練されたデキる男」。
スーツをパリッと着こなすビジネスマンから、休日のきれいめなカジュアルスタイルまで、どんなファッションにもマッチします。
具体的な人物像としては、以下のような方が挙げられます。
- 物事の中心にいながらも、決して自分を見失わない人
- 周囲への気配りを忘れず、コミュニケーション能力が高い人
- 常に若々しい精神と探求心を持つ人
- 自分の魅力を理解し、スマートに自己表現ができる人
愛用しているとされる芸能人も、GACKTさん、大倉忠義さん、原田泰造さん、永瀬正敏さん、さらにはジャスティン・ビーバーさんや女優の天海祐希さんまで、非常に多彩です。
このことからも、プラチナムが持つ普遍的な魅力がうかがえます。
絶大な人気を誇る一方で、「エゴイストプラチナムの香りが嫌い・苦手」という声が聞かれるのも事実です。
その主な理由は、その拡散性の高さと、特徴的なシャープさにあると考えられます。
- つけすぎによる「香害」: プラチナムは非常に香りが強く持続性も高いため、つけすぎるとそのシャープな香りが「キツイ」「鼻につく」と感じられてしまうことがあります。
- 香りの好み: フゼアノート特有のクリアでややツンとしたメタリックな香りが、人によっては「人工的」「冷たい感じがする」と受け取られることがあります。
しかし、これはあくまでつけ方や個人の好みの問題です。
シーンに合わせて量を調整することで、その魅力を最大限に活かすことができます。
プラチナムはどの季節に使うのがおすすめ?
エゴイスト プラチナムの持つ爽快でクリアな香りは、基本的にはオールシーズン使うことができます。
その中でも特に相性が良いのは、春から夏にかけての暖かい季節です。
汗ばむ陽気の中でも、その清潔感のある香りがリフレッシュ効果をもたらし、周りにも好印象を与えてくれるでしょう。
秋冬の寒い季節でも、ニットやコートの下からほのかに香らせることで、冬の澄んだ空気の中に知的なアクセントを加えることができます。
シャネルエゴイストに似た香りは存在する?
オリジナリティの塊である「エゴイスト」に完全に一致する香りを見つけるのは非常に困難です。
しかし、その「クリーミーなサンダルウッドとローズ」という雰囲気が似ているとされる香水はいくつか存在します。
例えば、ジオ F トランパーの「サンダルウッド」は、一部の愛好家からエゴイストに非常によく似ていると評価されています。
また、セルジュ・ルタンスの「サンタルマジュスキュル」も、ローズとサンダルウッドを基調としており、近い系統の香りと言えるでしょう。

エゴイストプラチナムの香りに似た柔軟剤はある?
「プラチナムの香りが好きすぎて、衣類もこの香りにしたい」という方のために、似た香りの柔軟剤を探してみました。
口コミなどでよく名前が挙がるのが、花王の「フレアフレグランス スウィートスパイス」です。
「メンズ香水のような香り」「エゴイストプラチナムに似ている」という声が多く見られました。
香水ほどの複雑さはありませんが、日常的にプラチナムの世界観を楽しむための一つの方法と言えるでしょう。
プラチナムの値段はいくら?
シャネルのフレグランスは、品質とブランド価値を保つため、原則として割引販売は行われません。
シャネル公式サイトでの定価は以下の通りです。
(2024年6月時点、税込)
- シャネル エゴイスト オードゥ トワレット (100ml): 18,480円
- シャネル エゴイスト プラチナム オードゥ トワレット (100ml): 18,480円
- シャネル エゴイスト プラチナム オードゥ トワレット (50ml): 13,050円
サイズ展開は異なりますが、100mlボトルの価格はどちらも同じです。
初めて試す方や、複数の香りを使い分けたい方は50mlから、毎日たっぷりと使いたいヘビーユーザーの方は100mlがおすすめです。
まとめ:シャネルエゴイストとプラチナムの違いを理解し、自分だけの香りを見つけよう
今回は、「シャネルエゴイストとプラチナムの違い」をテーマに、二つの名香を徹底的に比較・解説しました。
記事で解説した内容の要約
- 香りの違い: エゴイストは暖かく官能的なウッディスパイシー、プラチナムは爽やかで知的なアロマティック・フゼア。
- 廃盤の噂: エゴイストは廃盤ではなく、現在も正規に購入可能です。
- 愛用芸能人: エゴイストは氷室京介さんなど、プラチナムはGACKTさんや天海祐希さんなど多くの著名人に愛されています。
- 女性からの印象: エゴイストは個性的でハンサムな印象、プラチナムは清潔感があり好感度が高い傾向にあります。
- 「嫌い」の理由: プラチナムが苦手な人は、香りの強さやシャープさが原因の可能性があり、量やシーンの調整が鍵となります。
- 似た香り: エゴイストに完全に似たものはありませんが、プラチナムには似た香りの柔軟剤が存在するという口コミがあります。
- 似合う人: エゴイストは個性を貫くカリスマタイプ、プラチナムは洗練された社交的なタイプに似合います。
- おすすめの季節: プラチナムは特に春夏におすすめですが、基本的にはどちらも通年使用可能です。
- 値段: 100mlボトルはどちらも18,480円(税込)です。
内に秘めた情熱と揺るぎない個性を表現したいなら「エゴイスト」。
周囲を魅了する輝きと洗練された知性をまといたいなら「エゴイスト プラチナム」。
この記事を参考に、ぜひ一度シャネルのカウンターで実際に香りを試し、あなたの魅力を最大限に引き出してくれる運命の一本を見つけてください。