シャネル19番は古い？伝説の名香の今と昔、香りの魅力を徹底解説！

「そういえば昔、シャネルの19番が好きでよく使っていたわ。
なんだか急に懐かしくなってきた…」

「シャネルの香水に挑戦したいけど、5番は有名すぎるし、ちょっと違うものがいいな。
19番って聞くけど、なんだか古いイメージ…？」

そんな風に、ふとシャネル19番の香りを思い出したり、気になったりしているあなたへ。

時を超えて多くの女性を虜にしてきたシャネルの名香「No.19」。
ココ・シャネル自身の生き様を映したような、凛とした気品あふれるその香りは、今もなお私たちの心を惹きつけてやみません。

しかし、一部では「シャネル19番は古い」なんて声も聞こえてくることがあります。
本当にそうなのでしょうか？

この記事では、そんな「シャネル19番 古い」というイメージの真相から、気になる現在のラインナップ、「シャネル19番 オードパルファム」や「シャネル 19番 プードレ」との違い、永遠のライバルともいえる「シャネル5番」との比較、そして気になる現在の「シャネル香水19番 価格」や、もし手放す場合の「買取価格」の相場まで、あなたの知りたい情報をすべて詰め込みました。

幻と噂される「シャネル 9番」の謎にも迫りますよ。

この記事を読み終わる頃には、シャネル19番が持つ不変の価値と、現代にふさわしい新しい魅力に気づき、もう一度あの香りをまとってみたくなるはずです。

さあ、一緒にシャネル19番の奥深い世界へ旅に出かけましょう。

この記事のポイント

• シャネル19番が「古い」と言われる本当の理由と、時代を超えて愛される不変の魅力
• 今の気分で選べる！オードパルファム、プードレ、オードトワレの香りと特徴
• あなたはどっち派？永遠の定番「シャネル5番」との香りの違いを徹底比較
• 知っておきたい現在の価格と、もしもの時のための買取相場

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伝説の名香「シャネル19番」は古い？その色褪せない魅力と歴史

シャネルの香水といえば、マリリン・モンローが愛した「No.5」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、シャネルの真髄を知る大人の女性たちから、長年にわたって静かに、そして熱く支持され続けているのが、この「No.19」なのです。

まずは、シャネル19番がどのような香りで、なぜ「古い」というイメージがつきまとうことがあるのか、その歴史と本質的な魅力に迫っていきましょう。

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シャネルの19番って、ひと言でいうとどんな香り？

「シャネルの19番」と聞いて、あなたはどんな香りをイメージしますか？

甘くて女性らしいフローラル系？それとも、爽やかなシトラス系？

シャネル19番の香りをひと言で表現するなら、「凛とした、知的な大人の女性の香り」と言うのが最もふさわしいかもしれません。

香りの系統としては、「フローラル・グリーン・ウッディ」に分類されます。
まるで、雨上がりの朝、静かな森の奥深くにある庭園に足を踏み入れたような…。
そんな情景が目に浮かぶような、複雑で奥深い香り立ちが特徴です。

具体的には、以下のような香りの変化（香調）をたどります。

• • トップノート（つけたての香り）
    ガルバナム、ネロリ
    つけた瞬間、鮮烈なグリーンノートが香り立ちます。
    少しツンとした、青々しい植物の茎を折った時のようなシャープな香りは、ガルバナムという樹脂によるもの。
    このトップノートが、19番の「媚びない」「自立した女性」というイメージを決定づけています。

• • ミドルノート（少し時間が経った香り）
    アイリス、ローズ、ジャスミン、イランイラン
    シャープなグリーンノートが落ち着くと、次第にパウダリーで高貴なフローラルの香りが顔を出します。
    特に重要なのが「アイリス」。
    アイリスは根の部分から香料を抽出するのですが、その栽培と熟成に3年から6年もの歳月を要するため、非常に高価で「香りの宝石」とも呼ばれています。
    このアイリスが、19番にパウダリーで奥行きのある、上品な香りを与えているのです。

• ラストノート（残り香）
  ベチバー、オークモス、レザー
  最後は、しっとりと落ち着いたウッディな香りに包まれます。
  大地を思わせるベチバーや、森の土のようなオークモスが、香りに深みと落ち着きを与え、ほのかに香るレザーのアクセントが、知的な印象をより一層引き立てます。

甘さでごまかさない、キリっとした品格。
それでいて、肌にのせるとパウダリーな優しさが顔を出す。
この絶妙なバランスこそが、シャネル19番が多くの人を惹きつけてやまない秘密なのです。

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では、なぜ「古い」と言われてしまうことがあるの？

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永遠のライバル？シャネル5番と19番の決定的な違いとは

シャネルの香水を語る上で、避けては通れないのが「No.5」の存在です。
「5番と19番、どちらがいいの？」と悩む方も少なくないのではないでしょうか。
この二つの香りは、同じシャネルが生み出した姉妹のような存在でありながら、その個性は全く異なります。

シャネルNo.5の最大の特徴は、合成香料である「アルデヒド」を大胆に使用したことです。
それまで香水には存在しなかった、きらびやかで拡散性の高い香りは、香水業界に革命を起こしました。
パウダリーで華やかなフローラルブーケの香りは、まさに「女性らしさの象徴」。
マリリン・モンローが「寝るときにまとうのはシャネル5番を数滴だけ」と語った逸話はあまりにも有名で、永遠の女性の憧れとして君臨し続けています。

一方、シャネルNo.19は、前述の通り、ガルバナムの鮮烈なグリーンノートと、高貴なアイリスが主役です。
5番のような分かりやすい甘さや華やかさはありませんが、そのぶん、まとう人の知性や意志の強さを際立たせる、クールで洗練された魅力があります。
ココ・シャネル自身が、最晩年に自身のプライベートな香りとして愛用していたというエピソードが、19番の持つ「自立した女性」というイメージを何よりも物語っています。

どちらが良い・悪いということではなく、「どんな女性像を表現したいか」で選ぶのが正解です。
エレガントで華やかな女性らしさを演出したい日は5番を。
背筋を伸ばして、自分らしく颯爽と過ごしたい日は19番を。
その日の気分やファッションに合わせて使い分けるのも、シャネルの香水を愛する大人の女性ならではの楽しみ方ではないでしょうか。

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ファンの間で語られる、幻の「シャネル9番」の正体は？

シャネルの香水について調べていると、ごく稀に「シャネル9番」というキーワードを目にすることがあります。
「5番や19番は知っているけど、9番なんてあったの？」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、現在、シャネルの公式サイトや正規店で「No.9」という名前の香水は販売されていません。
また、過去に大々的に「No.9」として発売されていたという公式な記録も見つけるのは非常に困難です。

では、なぜ「9番」という噂が存在するのでしょうか？
いくつかの可能性が考えられます。

1. 「No.19」との記憶違いやタイプミス
   最も可能性が高いのが、この説です。
   数字の「9」と「19」は響きや形が似ているため、記憶が曖昧になっていたり、インターネットで検索する際に打ち間違えたりすることで、「9番」という情報が独り歩きしてしまったのかもしれません。
2. 限定コレクションとの混同
   シャネルには、ブティック限定で展開されている「レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル」という特別なコレクションがあります。
   このシリーズには「No.22」や「No.18」といった番号を冠した香水が存在するため、これらと混同されている可能性も考えられます。
3. 過去に存在した限定品や非売品
   ごく限られた時期や地域で、限定品や顧客向けの非売品として「9」という数字に関連する何らかのアイテムが存在した可能性もゼロではありませんが、それを裏付ける確かな情報はありません。

いずれにせよ、「シャネル9番」は公式にラインナップされている製品ではなく、都市伝説に近い「幻の香り」と言えるでしょう。
もし、あなたが探している香りが「グリーンで知的な香り」なのであれば、それはきっと「シャネル19番」のことかもしれませんね。

今こそ知りたい！現在のシャネル19番 古いイメージを覆すラインナップ

「シャネル19番がクラシカルで素敵な香りなのはわかったけど、やっぱり今の時代に使うのは少し勇気がいるかも…」

そう感じたあなたにこそ、知っていただきたいのが現在のシャネル19番のラインナップです。
実は、オリジナルの精神を受け継ぎながらも、現代の女性がより軽やかに、そして自分らしくまとえるように再解釈された、新しい仲間たちが登場しているのです。

ここでは、「古い」というイメージを心地よく裏切ってくれる、現行のシャネル19番シリーズを詳しくご紹介します。

パウダリーで優しい！現代的に再解釈された「シャネル 19番 プードレ」

「オリジナルの19番は少しシャープすぎるかも…」と感じる方に、まず試していただきたいのが「シャネル 19番 プードレ」です。
2011年に登場した、比較的新しいこの香りは、19番の「弟（あるいは妹）」のような存在。

「プードレ（Poudré）」とは、フランス語で「粉末状の」「パウダーをまとった」という意味。
その名の通り、まるで上質なフェイスパウダーをはたいた後のような、ふんわりと柔らかく、パウダリーな香りが特徴です。

オリジナルの19番が持つ、アイリスとガルバナムという核となる要素はそのままに、調香師ジャック・ポルジュが新たな魔法をかけました。

• 香りの特徴
  オリジナルのシャープなグリーンノート（ガルバナム）は少し控えめに。
  キーとなるアイリスのパウダリーな側面を、より豊かに引き出しています。
  ラストノートに、軽やかで肌に溶け込むようなホワイトムスクを加えることで、全体を優しく、そして現代的な印象にまとめています。

オリジナルの19番が「知的でクールな女性」だとしたら、19番プードレは「柔らかな物腰の中に、確かな芯の強さを秘めた女性」といったイメージでしょうか。

肌なじみが非常によく、香水をつけている、というよりも、まるで自分の肌そのものがふんわりと優しく香っているかのような感覚でまとうことができます。
オフィスシーンでも悪目立ちすることなく、清潔感と気品を演出できるので、普段使いにもぴったり。
「シャネル19番は初めて」という方の入門編としても、自信をもっておすすめできる香りです。

気品と深みをまとう「シャネル19番 オードパルファム」

次にご紹介するのは、「シャネル19番 オードパルファム（Eau de Parfum）」です。
香水には、香料の濃度によっていくつかの種類がありますが、オードパルファムは比較的濃度が高く、香りの持続時間も長いのが特徴です。

シャネル19番 オードパルファムは、オリジナルの香りの構成に最も忠実でありながら、より豊かで深みのある香りの広がりを楽しめるように創られています。

• 香りの特徴
  トップのグリーンノートから、ミドルのフローラル、ラストのウッディへと、香りの移り変わりがよりドラマティックに感じられます。
  特に、ミドルノートのアイリスやローズ、ジャスミンといった花々の香りが、よりリッチに、そして華やかに香ります。
  持続時間が長いため、朝に一度つければ、夕方までほのかな香りの余韻を楽しむことができます。

オードパルファムは、19番の持つ「気品」や「格調高さ」を最もストレートに表現してくれる濃度といえるでしょう。
特別なディナーや、大切な人と会う時、あるいは自分自身に自信を持ちたいプレゼンの日など、少しだけ背筋を伸ばしたい「ここぞ」という場面で、あなたの強力な味方になってくれるはずです。
少量でもしっかりと香るので、手首やうなじ、ひざの裏などに、1～2プッシュするだけで十分です。

軽やかで使いやすい「シャネル19番 オードトワレ」の魅力

「もっと気軽に、日常的に19番の香りを楽しみたい！」という方には、「シャネル19番 オードトワレ（Eau de Toilette）」がおすすめです。

オードトワレは、オードパルファムよりも香料の濃度が低く、軽やかでフレッシュな香り立ちが特徴。
持続時間も短めなので、香りが強すぎないか心配な方や、日中の気分転換にシュッとつけ直したい方にもぴったりです。

• 香りの特徴
  シリーズの中で、最もトップノートのガルバナムのグリーン感が爽やかに、そしてクリアに感じられます。
  霧のようにふんわりと香りが広がるため、重たさがなく、春夏シーズンやデイリーユースに最適です。
  香りの持続は穏やかですが、そのぶん、つける場所や量を調整しやすいというメリットもあります。

オードトワレは、19番の持つシャープで知的な側面を、よりカジュアルに、そして軽快に楽しむための選択肢。
朝の出勤前に、澄んだ空気の中でまとえば、きっと清々しい気持ちで一日をスタートできるでしょう。
「香害」が気になる現代社会においても、周囲に不快感を与えることなく、自分だけの楽しみとして香りをまといたい、というスマートな女性にこそ選んでほしいアイテムです。

オードトワレの50mlと100ml、賢い選び方は？

一番気になる！シャネル香水19番の現在の価格は？

さて、ここまで様々な19番の魅力に触れてきましたが、やはり気になるのはお値段ですよね。
シャネルの香水は決して安いものではありませんが、その価値に見合うだけの満足感を与えてくれます。

ここで、2025年7月現在の国内定価（税込）の目安を種類別にまとめてみました。
（※価格は変動する可能性があるため、あくまで参考としてご覧ください。
正確な価格はシャネル公式サイトや正規販売店でご確認ください。
）

こうして見ると、やはり100mlボトルのコストパフォーマンスの高さが際立ちますね。
オードパルファムとプードレは同じ価格設定、オードトワレは少しだけ手に取りやすい価格帯になっています。
ご自身の予算や使い方に合わせて、最適な一本を選んでみてください。

もし手放すなら？知っておきたいシャネル香水19番の買取価格

「昔買ったシャネル19番が、ドレッサーの奥で眠っている…」
「プレゼントでもらったけど、好みの香りではなかった」

そんな風に、ご自宅に使っていないシャネル19番をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
もし今後も使う予定がないのであれば、香りが劣化してしまう前に、買取に出すというのも一つの賢い選択です。

シャネルの香水は中古市場でも非常に人気が高く、特に「19番」のような根強いファンを持つ香りは、状態が良ければ高価買取が期待できます。

買取価格は、主に以下の要素によって決まります。

• 種類と容量：パルファム、オードパルファム、オードトワレなど。
  容量が多いほど高くなる傾向があります。
• 残量：未使用品や残量が多いほど査定額は高くなります。
  8割以上残っているのが一つの目安です。
• 状態：
  • 箱の有無：箱があるだけで査定額は大きくアップします。
  • ボトルの傷や汚れ：綺麗な状態であるほど高評価です。
  • 香りの変化：変色や香りの劣化がないかどうかも重要なポイントです。
• 製造年月日：香水にも使用期限の目安があります。
  新しいものほど高価買取されやすくなります。

気になる買取価格の相場（目安）

（※上記はあくまで目安であり、買取業者や市場の動向によって変動します）

特に、現在では廃盤となっているパルファム（香水）のボトルや、ヴィンテージ品などは、コレクターからの需要が高く、思わぬ高値がつく可能性も秘めています。
もしご自宅に眠っている19番があるなら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
そのお金で、新しい「19番 プードレ」を手に入れる、というのも素敵な選択ですよね。

【まとめ】シャネル19番 古いというイメージを超えた不朽の名香

今回は、「シャネル19番 古い」というテーマを入り口に、その時代を超えた魅力と、現代に合わせた楽しみ方について、詳しく掘り下げてきました。

最後に、この記事でお伝えした大切なポイントを振り返ってみましょう。

• 記事で解説した内容のまとめ
  • シャネル19番の香りは、ガルバナムとアイリスが特徴的な「フローラル・グリーン・ウッディ」。
    甘さに媚びない、凛とした知的な大人の女性を演出します。
  • 「古い」と言われる理由は、1970年誕生というクラシカルな背景と、使い手を選ぶ上級者向けの香りだからこそ。
    しかし、それが唯一無二の個性となっています。
  • 5番との違いは、5番が「華やかでエレガントな女性らしさ」を象徴するのに対し、19番は「自立した芯のある女性」を表現する香りである点です。
  • 幻の「シャネル9番」は公式には存在せず、「19番」との記憶違いやタイプミスである可能性が高いです。
  • 「19番 プードレ」は、オリジナルの良さを残しつつ、ホワイトムスクを加えたパウダリーで柔らかな香り。
    初心者にもおすすめです。
  • 「オードパルファム」は、香りに深みと持続性があり、19番の気品を最も豊かに楽しめる濃度です。
  • 「オードトワレ」は、軽やかで爽やかな香り立ち。
    日常的に、そしてカジュアルに19番を楽しみたい方に最適です。
  • オードトワレの容量は、お試しや持ち運びなら50ml、毎日使うヘビーユーザーならコストパフォーマンスの良い100mlがおすすめです。
  • 現在の価格は、容量や濃度によって異なりますが、オードトワレ50mlが約13,750円から。
    公式サイトなどで確認しましょう。
  • 買取価格は、未使用品や状態の良いものであれば高価買取も期待できます。
    箱の有無が査定額を大きく左右します。

シャネル19番は、決して「古い」だけの香水ではありません。
それは、ココ・シャネルという一人の女性の生き方そのものを映し出した、時代に流されない「本物のスタイル」を象徴する香りなのです。

シャープなグリーンノートの奥に隠された、パウダリーな優しさと気品。
ぜひ一度、あなたの肌でその奥深い魅力を確かめてみてください。
きっと、新しい自分に出会える、特別な体験が待っているはずです。

参考サイト

• シャネル N°19 – フレグランス | CHANEL
• 三越伊勢丹 | CHANEL / シャネル 通販