「素敵だな」と感じるあの人がまとっている香り、気になったことはありませんか?
ふとした瞬間に漂う良い香りは、その人の印象を決定づける大切な要素です。
特に、多くの人々を魅了する芸能人たちがどんな香りを愛用しているのか、気になってしまいますよね。
数あるフレグランスの中でも、世界的なラグジュアリーブランド「エルメス」が手がける香水は、まさに特別な存在感を放ちます。
その中でも今回スポットライトを当てるのは、メンズフレグランスの名作「テール ドゥ エルメス」。
「大地の香り」という名を冠したこの香水は、多くの著名人やおしゃれな男性から絶大な支持を得ています。
でも、「メンズ用でしょう?
」「ちょっとおじさんっぽくならないかな…」なんて声が聞こえてきそうですね。
実は今、この知的で洗練された香りは、自立した大人の女性たちの間でも「自分を表現する香り」として密かなブームになっているんです。
ホスト界の帝王として知られるローランドさんが愛用していることでも有名ですが、なぜこれほどまでに多くの人々を惹きつけるのでしょうか?
この記事では、謎に包まれた「テール ドゥ エルメス」の魅力を徹底的に解き明かしていきます。
愛用していると噂の芸能人リストから、気になる香りの詳細、女性が素敵にまとうための付け方、豊富な種類とその違い、そして残念な偽物を見分ける方法まで、あなたの知りたい情報をすべて詰め込みました。
この記事を読み終わる頃には、あなたもきっと「テール ドゥ エルメス」の虜になっているはず。
さあ、奥深い香りの世界へ、一緒に旅立ちましょう。
この記事のポイント
- テール ドゥ エルメスを愛用していると噂の芸能人と、彼らが惹かれる理由
- 女性をも虜にする、大地と空をイメージした独創的で知的な香り
- シーンやなりたい印象に合わせた、好感度を上げる香りの付け方と持続時間
- 豊富なラインナップ(種類)の比較と、後悔しないための偽物の見分け方
テール ドゥ エルメスを愛用する芸能人とその魅力

ハイブランドの代名詞ともいえるエルメス。
そのアイテムは、バッグやスカーフだけでなく、香水に至るまで世界中のセレブリティに愛されています。
まずは、どんな方々がエルメスの世界観に魅了されているのか、そして「テール ドゥ エルメス」がなぜ選ばれるのか、その理由に迫ってみましょう。
エルメスと聞いて、あなたは誰を思い浮かべますか?
世界中のセレブリティがエルメスのアイテムを愛用している姿は、雑誌やSNSで頻繁に目にしますよね。
日本でも、ファッションアイコンとして知られる多くの方々がエルメスのファンであることを公言しています。
例えば、女優の辺見えみりさんは、自身のYouTubeチャンネルやインスタグラムでバーキンやケリーといったバッグを素敵にコーディネートされている姿を披露しています。
また、モデルの滝沢眞規子さんも、その洗練されたライフスタイルの中でエルメスのアイテムをさりげなく取り入れており、多くの女性たちの憧れの的です。
男性では、俳優の木村拓哉さんがブレスレットなどを愛用していることが知られていますし、お笑い芸人の有吉弘行さんが番組内でエルメスの手帳を愛用していることを話していたこともありました。
これらはほんの一例にすぎません。
世代やジャンルを問わず、本物を見極める目を持った一流の人々がエルメスを選んでいるのです。
それは、エルメスが単なる高級ブランドではなく、職人技に裏打ちされた確かな品質と、時代に流されない普遍的な価値を持っているからに他なりません。
そんなエルメスが創り出す香りだからこそ、多くの芸能人が信頼を寄せ、自身の個性を表現するツールとして選ぶのかもしれませんね。
テール ドゥ エルメス愛用の噂がある芸能人たち
では、具体的に「テール ドゥ エルメス」はどのような芸能人に愛用されているのでしょうか。
香水は非常にプライベートなアイテムなので、「これを使っています」と公言される方は少ないのが実情です。
しかし、インタビューでの発言やSNSでの情報から、何人かの著名人がこの香りを愛用していると噂されています。
確かな情報として知られる著名人
- ローランドさん
言わずと知れたホスト界の帝王、ローランドさん。
彼の発言は常に注目を集めますが、「女性に褒められる香水」として「テール ドゥ エルメス」を挙げたことで、一気にその知名度が高まりました。
彼の持つ「一流」「本物志向」というイメージと、この香水の格調高い香りが完璧にマッチしていますよね。
後ほど、彼がなぜこの香りを選ぶのか、さらに詳しく掘り下げていきます。
愛用していると噂される芸能人
- 俳優:西島秀俊さん
知的でダンディ、そして時折見せる少年のような笑顔が魅力の西島秀俊さん。
彼がこの香りをまとっているという噂は、ファンの間で根強く囁かれています。
大地を思わせる落ち着いたウッディノートは、彼の持つ大人の男性の色気と見事に重なります。
もし本当に愛用されているとしたら…と想像するだけで、香りの魅力がさらに増すような気がしませんか? - 俳優:玉木宏さん
爽やかでありながら、深みのある役柄もこなす実力派俳優の玉木宏さん。
クラシック音楽に造詣が深いことでも知られ、知的なイメージがあります。
テール ドゥ エルメスのトップに香るシトラスの爽やかさと、徐々に現れるスパイスの効いた香りは、彼の持つ多面的な魅力とリンクする部分があるのかもしれません。 - アーティスト:GACKTさん
ミステリアスで独自の美学を貫くGACKTさん。
彼もまた、この香りを愛用しているのでは?と噂される一人です。
誰にも真似できない個性を放つ彼が、ありきたりな香りを選ぶはずがありません。
テール ドゥ エルメスの独創的で、一度香ったら忘れられない香りは、彼の世界観とも通じるものがあるように感じられます。
もちろん、これらはあくまで噂の範囲を出ない情報もあります。
しかし、名前が挙がる方々はいずれも「自分」というものをしっかりと持ち、多くの人を魅了する一流の方ばかり。
このことからも、「テール ドゥ エルメス」が単なる流行り廃りの香りではなく、確固たる個性と品格を持つ人にこそふさわしい香りであることが伺えます。
なぜ多くの芸能人はこの香りに惹かれるのか?
では、なぜこれほどまでに多くの人々、特に自分を表現することを生業とする芸能人たちが「テール ドゥ エルメス」に惹きつけられるのでしょうか。
その理由は、大きく3つ考えられます。

- 唯一無二の独創的な香り
テール ドゥ エルメスの香りは、一言で「〇〇系」と分類するのが難しい、非常に独創的な香りです。
よくある爽やかなだけのシトラスでもなく、重たいだけのウッディでもありません。
そこには、エルメスというメゾンが描く「大地と空の間を旅する男性」という詩的な物語が存在します。
このストーリー性と複雑に変化していく香りは、画一的なイメージに収まることを良しとしない芸能人たちの自己表現の欲求を満たしてくれるのでしょう。
「あの人と同じ香りだ」ではなく、「あの人“らしい”香りだ」と思わせる力が、この香水にはあるのです。 - 大人の余裕と知性を感じさせる品格
この香りをまとうと、不思議と背筋が伸びるような感覚になります。
それは、香りの根底に流れるエレガンスと品格が、まとう人にも自信を与えてくれるからかもしれません。
若さだけが武器ではない、経験を重ねたからこそ滲み出る大人の余裕や知性。
そんな内面的な魅力を、テール ドゥ エルメスは静かに、しかし雄弁に語ってくれます。
多くの人の前に立ち、憧れの存在であり続ける芸能人にとって、こうした「見えないステータス」を演出してくれる香りは、心強い味方になるはずです。 - エルメスというブランドへの絶対的な信頼
最後に、やはり「エルメス」というブランドが持つ力は絶大です。
1837年の創業以来、最高品質の素材と職人技にこだわり続けてきたエルメスの歴史は、製品への絶対的な信頼感につながっています。
流行を追いかけるのではなく、常に本質を追求するその姿勢は、一過性の人気ではない実力を求められる芸能界で生きる人々の心にも響くのでしょう。
「エルメスのものなら間違いない」という安心感が、彼らにこの香りを選ばせている大きな理由の一つと言えます。
テール ドゥ エルメス 芸能人から学ぶ香りの纏い方
多くの芸能人を魅了するテール ドゥ エルメス。
その香りを自分でもまとってみたいけれど、「男性用だから難しそう…」「香水の付け方がよくわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ここからは、この魅力的な香りを最大限に楽しむための具体的な方法を、様々な角度から詳しく解説していきます。
そもそも、テールドゥエルメスはどんな香り?
「大地のエルメス」という名を持つこの香水は、一体どんな香りなのでしょうか。
2006年にエルメスの専属調香師であったジャン=クロード・エレナによって生み出されたこの香りは、彼が日本の庭園や書道からインスピレーションを得たとも言われています。
その香りの変化は、まるで一本の映画のようにドラマティックです。
| 香りの段階 | 香りのノート | 香りの印象 |
|---|---|---|
| トップノート | グレープフルーツ、オレンジ | 弾けるようなビターな柑橘系の香り。 甘さはなく、非常にドライで爽快。 まるで果実を皮ごとかじったような、フレッシュで少し苦味のあるスタートです。 |
| ミドルノート | ペッパー、ピンクペッパー、ゼラニウム | トップの爽やかさが落ち着くと、ピリッとしたスパイスの刺激と、少し青々しいゼラニウムの香りが現れます。 大地から立ち上る熱気や、鉱物のような硬質さを感じさせる、この香水の核心部分です。 |
| ラストノート | ベチバー、シダーウッド、パチュリ、ベンゾイン | 最後は、どっしりと落ち着いたウッディな香りへ。 雨上がりの森の土や、湿った木の根を思わせるベチバーが中心となり、深く、温かく、そして安らぎのある余韻を残します。 |
このように、テール ドゥ エルメスは、単に「爽やか」「スパイシー」「ウッディ」という言葉だけでは表現しきれない、複雑で奥深い香りです。
最初にシトラスが香り立ち、次第にスパイシーな表情を見せ、最後は落ち着いた大地の香りに包まれる。
この見事な香りのグラデーションこそが、多くの人を虜にする最大の理由なのです。
女性が使っても大丈夫?
結論から言うと、全く問題ありません。
むしろ、とても素敵です!
最近では、性別にとらわれず自分の好きな香りを選ぶ「ユニセックスフレグランス」という考え方が主流になっています。
テール ドゥ エルメスは、そんな現代の価値観を先取りしていたかのような香水と言えるかもしれません。
女性がこの香りをまとうと、以下のような魅力的な印象を与えることができます。
- 自立した大人の女性を演出
甘く可愛らしいフローラル系の香りとは一線を画す、ドライで知的な香りは、「誰かに媚びるのではなく、自分の足でしっかりと立っている」という意思の強さを感じさせます。
キャリアを積んできた30代以上の女性がまとうと、その経験に裏打ちされた自信と見事に調和し、唯一無二の個性を輝かせてくれるでしょう。 - ハンサムで洗練された印象に
「可愛い」よりも「かっこいい」と言われたい。
そんなマニッシュなスタイルを好む女性には、まさにぴったりの香りです。
シンプルなシャツにパンツといったコーディネートにこの香りをプラスするだけで、ぐっと洗練された雰囲気に。
周りとは一味違う、ハイセンスな人という印象を与えることができます。 - 意外性が魅力的なギャップを生む
普段はフェミニンな装いをすることが多い女性が、ふとした瞬間にこのスパイシーウッディな香りを漂わせたら…。
その意外なギャップに、周りの人はドキッとしてしまうかもしれません。
「可愛らしいだけじゃない、ミステリアスな一面も持っているんだ」と思わせる、魅力的な武器になってくれます。
実際に、ファッション業界や美容業界で働く女性たちの中には、この香りを長年愛用している方も少なくありません。
「一度使うと他の香水では物足りなくなる」と言わしめるほどの魅力があるのです。
「おじさんくさい」と思われないためのコツ
「メンズ香水=おじさんくさい」というイメージは、もはや過去のものです。
しかし、付け方を間違えると、せっかくの素敵な香りが台無しになってしまうことも…。
そうならないための大切なコツは、ずばり「付けすぎないこと」です。
テール ドゥ エルメスは、香料の濃度が高く、香り立ちがしっかりしているため、ほんの少量で十分に香ります。
よかれと思って何度もプッシュしてしまうと、香りが強くなりすぎてしまい、周りに不快感を与えかねません。
適量は、1〜2プッシュが基本。
まずは1プッシュから試してみて、自分の体温やその日の気候に合わせて微調整するのがおすすめです。
香りは下から上へと立ち上る性質があるので、ウエストや膝の裏、足首などに付けると、全身からふんわりと柔らかく香らせることができます。
自分でもほのかに香る程度が、周りの人にとっては最も心地よく感じる量だと覚えておきましょう。
この香りで「モテる」は本当?
ローランドさんが「女性に褒められる」と言ったことから、「テール ドゥ エルメス=モテる香り」というイメージが定着しました。
これは、あながち間違いではありません。
ただし、それは異性を誘惑するようなセクシーさとは少し違います。
この香りが人に好印象を与える理由は、その香りが持つ「信頼感」と「清潔感」にあります。
- 知的で落ち着いた印象 → 信頼感
大地のようなどっしりとしたウッディノートは、精神的な安定や包容力を感じさせます。
この香りがする人に対しては、「この人は落ち着いていて、頼りになりそうだな」という潜在的な信頼感を抱きやすいのです。 - ドライなシトラスとスパイス → 清潔感
汗やタバコの匂いを連想させるような甘さや重さが一切ないため、非常にクリーンな印象を与えます。
特に、香りの入り口であるグレープフルーツのドライな爽やかさは、ビジネスシーンでも通用するほどの清潔感を演出してくれます。
つまり、テール ドゥ エルメスがもたらす「モテ」とは、キャピキャピとした恋愛の駆け引きではなく、人として信頼され、尊敬されるという意味合いが強いのです。
結果として、その知的な魅力に惹きつけられる人が現れる、ということなのでしょう。
まさに、大人の男女にふさわしい「モテ香水」と言えますね。
知っておきたい香りの持続時間は?
香水には、香料の濃度によっていくつかの種類があり、それぞれ持続時間が異なります。
テール ドゥ エルメスのラインナップも同様です。
自分のライフスタイルや、どんなシーンで使いたいかに合わせて選ぶのがおすすめです。
| 種類 | 濃度 | 持続時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| オードトワレ (Eau de Toilette) | 5~10% | 約4~6時間 | 最もベーシックなタイプ。 シトラスの爽やかさが際立ち、日常使いしやすい。 香りの変化が分かりやすいのも魅力。 |
| オーデパルファム (Eau de Parfum) | 10~15% | 約5~7時間 | オードトワレよりも香りに深みと厚みがある。 スパイスやウッディの香りがより豊かに感じられ、長く香りを楽しみたい方向け。 |
| パルファム (Parfum) | 15~30% | 約6~8時間 | 最も濃度が高く、少量で長時間香りが持続する。 香りが劇的に変化するというよりは、重厚なウッディノートが肌の上で静かに続く印象。 特別な日に。 |
| オー ジヴレー (Eau Givrée) | 不明(EDP相当) | 約5~7時間 | 2022年発売の新しい解釈。 氷のようなキレのあるシトロンとジュニパーベリーが加わり、よりフレッシュで凍てつくような爽快感が特徴。 |
一般的に、普段使いであればオードトワレで十分でしょう。
朝、家を出る前に付ければ、お昼過ぎまで心地よい香りを楽しむことができます。
デートや会食など、夕方以降も香りをしっかりと持続させたい場合は、オーデパルファムを選ぶか、アトマイザー(小さな詰め替え容器)でオードトワレを持ち歩き、香りが消えかけた頃に付け直すのがスマートです。
好感度アップ!
香りの上手な付け方
せっかくの素晴らしい香りも、付け方を間違えると魅力が半減してしまいます。
香水は、体温が高い場所や、脈打つ場所に付けると効果的に香りを拡散させることができます。
シーンやなりたい印象に合わせて、付ける場所を変えてみましょう。

- 手首
定番の場所ですが、最も香りの変化を感じやすい部位です。
ただし、手を洗ったり、物に触れたりすることで香りが飛びやすいという側面も。
付けた後に両手首をゴシゴシとこすり合わせるのはNGです。
香りの粒子が潰れてしまい、本来の繊細な香りが損なわれてしまいます。
ポンポンと優しく馴染ませる程度にしましょう。 - うなじ・耳の後ろ
髪の毛で隠れるため、香りが直射日光に当たらず長持ちしやすい場所です。
人とすれ違った時や、髪をかきあげた時に、ふわりと色っぽく香ります。
自分で香りを感じやすい場所でもあるので、付けすぎには注意が必要です。 - ウエスト・お腹周り
服の下に隠れるため、食事の席でも香りが邪魔になりにくく、体温で温められて全身から柔らかく香ります。
「香りを主張しすぎず、自分だけで楽しみたい」という方にもおすすめの付け方です。 - 膝の裏・足首
香りは下から上へと立ち上る性質があるため、足元に付けると、歩くたびに全身が優しく香りに包まれます。
非常に上品で控えめな香らせ方なので、オフィスなどのフォーマルな場所にも適しています。
TPOに合わせた使い分けも大切です。
お寿司屋さんや和食店など、繊細な香りを楽しむ場所へ行く際は、香水は控えるのが大人のマナー。
どうしても付けたい場合は、家を出る30分以上前に、足首に1プッシュだけにするなど、最大限の配慮を心がけましょう。
こんなにある!
香りの種類と違い
「テール ドゥ エルメス」と一言で言っても、実はいくつかのバリエーションが存在します。
それぞれ少しずつ香りの印象や特徴が異なるため、知っておくと選ぶ楽しみがさらに広がりますよ。
| 種類 | 正式名称 | 香りの特徴 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|---|
| オードトワレ | テール ドゥ エルメス オードトワレ | 最もオリジナルに近い、バランスの取れた香り。 ビターなシトラスの爽快感から、スパイシーウッディへの変化が明確。 |
初めて試す方、日常的に使いたい方、爽やかさを重視する方 |
| パルファム | テール ドゥ エルメス パルファム | オードトワレのトップにあったシトラスの要素が控えめになり、より深く重厚なウッディとミネラルの香りが際立つ。 落ち着きと深みのある香り。 |
長く香りを持続させたい方、より大人っぽく重厚な香りが好きな方、秋冬シーズンに使いたい方 |
| オー インテンス ベチバー | テール ドゥ エルメス オー インテンス ベチバー | 名前の通り、ラストノートの「ベチバー」を主役に据えた香り。 オリジナルの大地感に、より力強い植物の根っこのアーシーさが加わる。 |
オリジナルを気に入った上で、さらに個性的な香りを求める方、ウッディ系の香りが大好きな方 |
| オー トレ フレッシュ | テール ドゥ エルメス オー トレ フレッシュ(廃盤) | オリジナルに「水」の要素を加え、より軽やかでアクアティックな爽やかさを強調した香り。 残念ながら現在は廃盤に。 |
(参考)より夏向きの軽やかな香りを求めていた方に人気でした。 |
| オー ジヴレー | テール ドゥ エルメス オー ジヴレー | 2022年登場の最新作。 「ジヴレー」はフランス語で「霜で覆われた」の意味。 氷を思わせるキリッとしたシトロンと、ハーブのようなジュニパーベリーが特徴。 |
オリジナルの骨格は好きだけど、もっとフレッシュさが欲しい方、春夏にぴったりの香りを探している方 |
まずは基本となるオードトワレを試してみて、その香りが気に入ったら、季節や気分に合わせて他の種類に挑戦してみるのがおすすめです。
例えば、春夏は爽快な「オー ジヴレー」、秋冬は深みのある「パルファム」といったように使い分けると、一年中テール ドゥ エルメスの世界観を楽しむことができますね。
ローランド様も愛用するその理由
数々の名言で知られるローランドさん。
彼が発する言葉には、常に「本質」を突く鋭さがあります。
そんな彼が「テール ドゥ エルメス」を選び、公言しているのには、単に「良い香りだから」というだけではない、深い理由があるように思えます。
ローランドさんは常々、「一流」や「本物」にこだわる姿勢を見せています。
彼の美学は、付け焼刃の知識や見せかけの豪華さではなく、確固たる哲学と努力に裏打ちされています。
この姿勢は、180年以上の長きにわたり、職人の手仕事と最高の品質を守り続けてきたエルメスの精神と見事にシンクロします。
また、彼の有名な言葉に「俺か、俺以外か」というものがありますが、これはテール ドゥ エルメスの香りそのものを表しているようにも聞こえませんか?
この香水は、流行の香りを追いかけるのではなく、「これがエルメスの描く男性像だ」という絶対的な自信とオリジナリティに満ちています。
他の何にも似ていない、唯一無二の存在。
ローランドさんは、この香りに自身の生き様や哲学を重ね合わせ、自己を表現する究極のツールとして選んだのではないでしょうか。
彼がこの香りをまとうことで、「テール ドゥ エルメス」は単なる香水から、「一流の男の香り」というアイコン的な存在へと昇華されたのです。
悲しい思いをしないための偽物の見分け方
人気ブランドの宿命ともいえますが、「テール ドゥ エルメス」にも残念ながら偽物が存在します。
フリマアプリや、あまりに安すぎる価格で販売されている非正規のオンラインストアなどでは、特に注意が必要です。
せっかくの買い物が悲しい思い出にならないよう、本物と偽物を見分けるための基本的なポイントを知っておきましょう。
| チェック項目 | 本物の特徴 | 偽物の特徴(例) |
|---|---|---|
| 外箱(パッケージ) | 紙質がしっかりしており、印刷が鮮明。 エルメスのロゴや文字のフォントが美しい。 フィルムの貼り方も丁寧。 |
紙が薄っぺらい。 印刷が滲んでいたり、文字のフォントが微妙に違う。 フィルムが雑に貼られている。 |
| ボトル本体 | ガラスに厚みがあり、透明度が高い。 底面にはロット番号などがレーザーでくっきりと刻印されている。 |
ガラスが安っぽく、気泡や歪みがあることがある。 底面の刻印がなかったり、シールで貼られている。 |
| キャップ | 程よい重みがあり、閉める時に「カチッ」と小気味よい音がして、しっかりと閉まる。 Hマークの刻印がシャープ。 |
軽くてプラスチッキーな感触。 うまく閉まらなかったり、すぐに緩んだりする。 Hマークの刻印が甘い。 |
| スプレー部分 | ノズルが金属製で、精密な作り。 プッシュした時に、きめ細かく均一な霧状のミストが出る。 |
ノズルがプラスチック製だったり、作りが雑。 押した時に液が直線的に出たり、液だれしたりする。 |
| 香り | 時間の経過とともに、トップ→ミドル→ラストと複雑に変化する。 香りに深みと奥行きがある。 |
トップノートだけが似せてあり、すぐにアルコール臭が目立つ。 香りが単調で、持続しない。 |
最も確実な方法は、エルメスの直営店、百貨店のカウンター、または公式オンラインストアといった正規販売店で購入することです。
価格は安くありませんが、本物であるという安心感と、専門のスタッフからアドバイスを受けられるという価値は、何物にも代えがたいものです。
「安物買いの銭失い」にならないよう、購入場所は慎重に選びましょう。
まとめ:「テール ドゥ エルメス」は芸能人をも虜にする唯一無二の香り
今回は、多くの芸能人をはじめ、世界中の人々を魅了し続ける香り「テール ドゥ エルメス」について、様々な角度から詳しく解説してきました。
最後に、この記事でお伝えした大切なポイントを振り返ってみましょう。
- 芸能人が惹かれる理由
ローランドさんをはじめ、多くの著名人が愛用すると噂されるのは、その唯一無二の香りと、エルメスというブランドが持つ品格が、彼らの自己表現とマッチするためです。 - 香りの正体
ビターなシトラスからスパイシーなミドル、そして落ち着いたウッディなラストへと劇的に変化する、大地と空をテーマにした芸術的な香りです。 - 女性がまとう魅力
甘さに頼らない知的な香りは、自立した大人の女性の魅力を引き出し、ハンサムで洗練された印象を与えます。 - 「おじさんくさい」の誤解
付けすぎが原因であることがほとんど。
1~2プッシュをウエストや足首などに付けることで、上品に香らせることができます。 - 「モテる」の真相
セクシーさではなく、その香りがもたらす「信頼感」と「清潔感」が、結果的に人としての魅力を高め、人を惹きつけます。 - 持続時間
日常使いなら4~6時間持続するオードトワレが基本。
シーンに合わせてパルファムなどと使い分けるのがおすすめです。 - 上手な付け方
手首やうなじ、ウエストなど、体温が高く脈打つ場所に。
こすらず、TPOをわきまえるのが大人のマナーです。 - 豊富な種類
基本のオードトワレの他に、より重厚な「パルファム」や、爽快な「オー ジヴレー」など、好みや季節で選べるラインナップがあります。 - 偽物の注意点
悲しい思いをしないために、箱やボトル、キャップなどをチェックし、何よりも正規販売店で購入することが最も確実で安心です。
テール ドゥ エルメスは、単に「良い香り」という言葉だけでは語り尽くせない、一つの物語を持った特別なフレグランスです。
この香りをまとうことは、エルメスが紡いできた長い歴史と、職人たちの誇り、そして「本質」を大切にするという哲学を、自分自身に重ね合わせることなのかもしれません。
あなたもこの知的で奥深い香りをまとって、新しい自分を発見してみませんか?
きっと、あなたの日常を、より豊かで特別なものに変えてくれるはずです。

