エルメスの数あるバッグの中でも、そのカジュアルさと上品さで多くの人々を魅了し続ける「エブリン」。
Hマークのパンチングが象徴的なこのバッグは、日常使いから特別な日まで、幅広いシーンで活躍します。
しかし、サイズ展開やカラーバリエーションが豊富なため、「どんなコーデに合わせればいいの?」
「自分に合うサイズは?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、エルメス エブリンの魅力を改めて紐解きながら、年代別・サイズ別のコーディネート術を徹底解説します。
定番のPMサイズから人気のミニエブリン、収納力のあるGMサイズ、さらにメンズコーデまで、具体的な着こなし例を交えてご紹介。
50代の方におすすめのエレガントなスタイルや、気になる人気色、新品の値段、入手困難と言われる理由、そして「古い」というイメージの真相にも迫ります。
エルメスというブランドが何歳向けなのか、といった疑問にもお答えしながら、あなたのエブリンコーデをさらに素敵にするためのヒントをお届けします。
この記事のポイント4つ
- 年代やライフスタイルに合わせたエブリンコーデの具体的なアイデアが見つかる。
- PM、GM、ミニ(TPM)など、サイズごとの特徴と着こなし方がわかる。
- エブリンの人気色やおおよその新品価格、入手方法など、購入前に知りたい情報が手に入る。
- メンズコーデのポイントや、「古い」と言われる背景、エルメスの年齢層に関する疑問が解消される。
エルメス エブリン コーデの基本と魅力
まずは、エルメス エブリンがどのようなバッグなのか、その基本的な情報と人々を惹きつける魅力について見ていきましょう。
コーディネートを考える上での基礎知識となります。
エルメスのエブリンとは?
その歴史と特徴

エルメス エブリンは、1978年に誕生したショルダーバッグです。
元々は、馬の手入れ用具を運ぶためにデザインされたものでした。
バッグの前面に施されたHマークのパンチングは、通気性を良くするための機能的なデザインでしたが、今ではエブリンを象徴するアイコンとして広く認知されています。
当初のデザインから何度かアップデートが重ねられ、現在のモデルは主に以下の3つの世代に分けられます。
- エブリンⅠ(アン): ショルダーストラップの調節ができず、外ポケットもない最もシンプルな初期モデル。
- エブリンⅡ(ドゥ): 外側にポケットが追加され、利便性が向上したモデル。
ストラップ調節は不可。 - エブリンⅢ(トロワ): ショルダーストラップの長さ調節が可能になり、より使いやすくなった現行モデル。
外ポケットも付いています。
素材は、柔らかな手触りと美しい発色が特徴の「トリヨンクレマンス」や、やや硬めで型崩れしにくい「ヴォー・エプソン」などが主に使われています。
シンプルなデザインでありながら、エルメスらしい上質な素材と丁寧な作りが、カジュアルさの中に確かな品格を与えています。
なぜ多くの人に愛されるのか?
エブリンの魅力再発見
エブリンが長年にわたり多くの人々に支持される理由は、その多面的な魅力にあります。
- 機能性と実用性の高さ: 元々道具入れとしてデザインされただけあり、開口部が広く物の出し入れがしやすいのが特徴です。
ショルダーストラップで両手が空くため、アクティブなシーンや子育て中の方にも便利。
日常使いに適した実用性を備えています。 - シーンを選ばない汎用性: カジュアルな印象が強いエブリンですが、選び方やコーディネート次第で、きれいめなスタイルにもマッチします。
デニムなどのラフな服装から、ワンピースやジャケットスタイルまで、幅広いファッションに合わせやすいのが魅力です。 - エルメスならではの上質感: シンプルながらも、最高級のレザーと職人技によって生み出される佇まいは、まさにエルメスならでは。
持つだけでコーディネート全体を格上げしてくれる存在感があります。 - 豊富なバリエーション: サイズ展開(TPM、PM、GM、TGM)やカラーバリエーションが非常に豊富で、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選べる楽しさがあります。
これらの要素が組み合わさることで、エブリンは単なるバッグを超え、持つ人の個性を引き立てるファッションアイテムとして愛され続けているのです。
エブリンを使った基本的なコーディネートの考え方

エブリンをコーディネートに取り入れる際の基本的な考え方は、「抜け感」と「上品さ」のバランスです。
- カジュアルスタイルにプラス: Tシャツとデニム、スニーカーといったシンプルなカジュアルスタイルにエブリンを合わせると、一気に洗練された印象になります。
バッグの上質さが、ラフな服装に品格をプラスしてくれます。 - きれいめスタイルの外しアイテムとして: ワンピースやセットアップなどのきれいめなスタイルにあえてエブリンを合わせることで、程よい「抜け感」が生まれます。
コンサバになりすぎず、こなれた雰囲気を演出できます。 - 色の組み合わせを楽しむ: エブリンはカラーバリエーションが豊富なので、服の色との組み合わせを考えるのも楽しみの一つです。
ベーシックカラーの服に鮮やかな色のエブリンを合わせたり、逆にカラフルな服装に落ち着いた色のエブリンで引き締めたりと、様々なパターンが試せます。
基本的には、どんなスタイルにも合わせやすいバッグですが、素材感や色味を服装とリンクさせると、より統一感のあるコーディネートになります。
サイズ・年代・シーン別 エルメス エブリン コーデ術
ここからは、エブリンのサイズや、持つ人の年代、利用シーンに合わせた具体的なコーディネート術をご紹介します。
ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
定番人気!
エブリンPMのコーデ術
エブリンの中でも特に人気が高く、バランスの取れたサイズ感が魅力の「PM(Petit Modèle)」。
日常使いに最適な収納力と、コーディネートしやすい大きさが特徴です。
- デイリーカジュアルコーデ:
- アイテム例: ボーダートップス、ワイドデニムパンツ、白スニーカー
- ポイント: 気負わない普段着スタイルに、上質なエブリンPMをプラスするだけで、ぐっとおしゃれな印象に。
ストラップを短めにして斜め掛けすると、アクティブでこなれた雰囲気が出ます。
エトゥープやゴールドなど、ベーシックカラーのエブリンPMはどんな色とも相性が良く、一つ持っていると重宝します。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- きれいめカジュアルコーデ:
- アイテム例: 白のブラウス、ネイビーのテーパードパンツ、ローファー
- ポイント: オフィスシーンにも対応できるような、少しきれいめなカジュアルスタイルにもエブリンPMはマッチします。
ブラックやクレ(白系)のエブリンPMを選ぶと、よりシックで上品な印象に。
ストラップを肩掛けにすると、落ち着いた雰囲気になります。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- フェミニンコーデ:
- アイテム例: 花柄のロングワンピース、カーディガン、バレエシューズ
- ポイント: 女性らしいワンピーススタイルにも、エブリンPMは意外なほど馴染みます。
柔らかなトリヨンクレマンス素材のエブリンを選ぶと、フェミニンな雰囲気を損ないません。
ピンク系やブルー系のパステルカラーのエブリンなら、より華やかさが加わります。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
エブリンPMは、その汎用性の高さから、ファーストエブリンとしても選ばれることが多いサイズです。
50代向けのエレガントなエブリンコーデ
上質を知る50代の女性にとって、エルメス エブリンは頼れる相棒のような存在。
カジュアルなアイテムだからこそ、素材感や色選び、合わせる服装で、大人の余裕を感じさせるエレガントなコーディネートを目指しましょう。
- 上質素材で品格アップ:
- アイテム例: カシミヤニット、シルクのワイドパンツ、上質なレザーのショートブーツ
- ポイント: 服装の素材感にこだわることで、エブリンのカジュアルさが程よく中和され、洗練された大人の装いが完成します。
エブリンの色は、グレージュ系のエトゥープや、深みのあるブラウン系のゴールド、シックなブラックなどが、落ち着きがありおすすめです。イメージ画像:実際のバッグとは異なります。
- ワントーンコーデで洗練度を上げる:
- アイテム例: ベージュのセットアップ、同系色のパンプス
- ポイント: 全体をワントーンでまとめることで、非常に洗練された印象になります。
エブリンをコーディネートのアクセントカラーとして取り入れるのも素敵ですが、あえて服と同系色のエブリンを選ぶことで、統一感が生まれ、上品さが際立ちます。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- ジャケットスタイルで程よく引き締め:
- アイテム例: ネイビーのブレザー、白Tシャツ、きれいめデニム、ヒールパンプス
- ポイント: きちんと感のあるジャケットスタイルに、エブリンで少しカジュアルダウンさせるのがおしゃれ。
ストラップは肩掛けにして、すっきりと見せるのがおすすめです。
アクセサリーはパールやゴールドなど、上品なものを選ぶとバランスが取れます。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
50代のエブリンコーデでは、「頑張りすぎない自然体の上品さ」を意識することが大切です。
上質な素材選びと、落ち着いた色使いを心がけることで、エブリンをよりエレガントに使いこなすことができます。
小さくても存在感抜群!
ミニエブリンのコーデ集
近年、特に人気が高まっているのが、最も小さいサイズの「ミニエブリン(TPM:Très Petit Modèle)」。
そのコンパクトなサイズ感と可愛らしさで、アクセサリー感覚でコーディネートに取り入れる人が増えています。
- 差し色として活用:
- アイテム例: モノトーンコーデ(黒のワンピース、白のジャケットなど)
- ポイント: 全体をベーシックカラーでまとめたコーディネートに、鮮やかな色のミニエブリンを投入。
赤、ピンク、イエロー、グリーンなど、普段は挑戦しにくい色も、ミニサイズなら気軽に取り入れられます。
バッグが主役の華やかなコーデが完成します。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- アクセサリー感覚で:
- アイテム例: シンプルなニットとスカート、華奢なアクセサリー
- ポイント: ミニエブリンは、まるでネックレスやブレスレットのように、コーディネートのアクセントとして機能します。
ストラップを短くして斜め掛けしたり、あえて手持ちしたりするのも可愛い。
他のアクセサリーは控えめにすると、ミニエブリンの存在感が引き立ちます。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- バッグ2個持ちスタイル:
- アイテム例: 大きめのトートバッグ、シンプルな服装
- ポイント: 荷物が多い日は、メインのバッグ(例:ガーデンパーティなど)とミニエブリンの2個持ちもおすすめです。
貴重品だけをミニエブリンに入れておけば、身軽に動きたい時に便利。
色の組み合わせを楽しむのも良いでしょう。
ミニエブリンは、スマートフォンや小さなお財布、リップなど、必要最低限の荷物しか入りませんが、その小ささが逆に魅力となっています。
コーディネートの幅を広げてくれる、遊び心のあるアイテムです。

収納力重視ならエルメス エブリンGMのコーデ
PMサイズよりも一回り大きく、収納力が高いのが「GM(Grand Modèle)」。
荷物が多い日の通勤やお稽古事、マザーズバッグ、小旅行など、様々なシーンで活躍します。
- アクティブな日のカジュアルコーデ:
- アイテム例: パーカー、カーゴパンツ、スニーカー
- ポイント: たくさん動くアクティブな日には、収納力のあるGMサイズが頼りになります。
メンズライクなカジュアルスタイルにも、GMサイズのエブリンはしっくり馴染みます。
ストラップを斜め掛けにして、両手をフリーにするのがおすすめです。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- お稽古事やジム通いに:
- アイテム例: スウェットセットアップ、レギンススタイル
- ポイント: 着替えやタオルなども収納できるGMサイズは、お稽古事やジム通いにもぴったり。
スポーティーな服装にも、エルメスのバッグを持つだけで、ラフになりすぎず、どこか品のあるスタイルに仕上がります。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
- マザーズバッグとして:
- アイテム例: 動きやすいワンピース、フラットシューズ
- ポイント: オムツや哺乳瓶、着替えなど、何かと荷物が多くなるママにもGMサイズは人気です。
開口部が広く、中の物を取り出しやすいのも嬉しいポイント。
汚れが目立ちにくい濃いめの色や、傷がつきにくいエプソン素材を選ぶと、気兼ねなく使いやすいでしょう。イメージ画像:実際のバッグとは異なります
GMサイズは存在感があるため、コーディネート全体のバランスを見ながら取り入れることが大切です。
シンプルな服装に合わせると、バッグが主役のスタイリッシュな印象になります。
男性もおしゃれに!
エブリン メンズ コーデのポイント
エブリンは、そのシンプルなデザインと機能性から、男性にも愛用者が増えています。
メンズコーデに取り入れる際のポイントを見ていきましょう。
- サイズ選び: 男性には、PMサイズやGMサイズが人気です。
特にGMサイズは、男性が持ってもバランスが取りやすく、収納力もあるためおすすめです。
ミニエブリンをアクセサリー感覚で使うおしゃれ上級者の男性もいます。 - カラー選び: ブラック、エトゥープ、ネイビー、ブラウン系など、落ち着いたベーシックカラーが男性には合わせやすいでしょう。
シックで都会的な印象になります。
あえて明るい色を選んで、コーディネートのアクセントにするのも個性的です。 - 合わせるアイテム:
- カジュアル: Tシャツ、デニム、チノパン、スニーカーなど、シンプルなカジュアルスタイルとの相性は抜群です。
- きれいめ: ジャケット、シャツ、スラックスなどに合わせると、程よくカジュアルダウンでき、こなれた雰囲気を演出できます。
- モード: オールブラックコーデなどにエブリンを合わせると、モード感のあるスタイリッシュな印象になります。
- 持ち方: 斜め掛けが定番ですが、あえてストラップを短くして肩掛けしたり、クラッチバッグのように抱えて持ったりするのもおしゃれです。
イメージ画像:実際のバッグとは異なります
エブリンはユニセックスなデザインなので、男性が持っても全く違和感がありません。
むしろ、上質なレザーバッグが、大人の男性の魅力を引き立ててくれます。
パートナーと共有するのも素敵ですね。
エルメス エブリンは「古い」って本当?
デザインの普遍性
一部で「エブリンは古い」という声を聞くことがありますが、それは本当でしょうか?
確かにエブリンは1978年誕生と、長い歴史を持つバッグです。
しかし、そのデザインは決して古臭さを感じさせません。
- 時代を超えたシンプルデザイン: エブリンのデザインは、極めてシンプルかつ機能的です。
Hマークのパンチング以外に過度な装飾はなく、流行に左右されない普遍的な魅力を持っています。 - アップデートによる進化: 前述の通り、エブリンはⅠ、Ⅱ、Ⅲと時代に合わせてアップデートされ、機能性が向上してきました。
特に現行のⅢはストラップ調節が可能になり、現代のライフスタイルにマッチしています。 - 素材と色の多様性: 定番のレザーだけでなく、キャンバス素材とのコンビネーション(エブリンTPM アマゾーヌなど)や、シーズンごとの限定カラーなどが登場し、常に新鮮さを保っています。
- ヴィンテージとしての価値: 長い歴史を持つということは、ヴィンテージ市場でも人気があるということです。
状態の良い初期モデルなどは、希少価値が高まっています。
「古い」というよりも、「クラシック」「タイムレス」と表現するのが適切でしょう。
誕生から40年以上経った今でも、世界中で愛され続けていることが、そのデザインの完成度の高さを証明しています。
むしろ、一過性のトレンドに流されず、長く愛用できるバッグとして、その価値はますます高まっていると言えるでしょう。
エブリン選びの参考に!
人気色と値段について
エブリンを購入する際に気になるのが、人気のある色やおおよその価格帯ですよね。
ここでは、特に人気の高いミニエブリンの色や、全体的な人気カラー、そして新品の値段について解説します。
ミニエブリンで特に人気の色は何色?
コンパクトでコーディネートのアクセントになるミニエブリン(TPM)は、カラーバリエーションを楽しむのにぴったりのサイズ。
特に人気が高いのは、以下のような色です。

1位:エトゥープ | 5.0 グレージュ系の絶妙なニュアンスカラー。 上品で合わせやすい。 どんな色の服にも馴染み、大人っぽい印象に。 |
2位:ブラック | 4.8 定番中の定番。 シックで汚れも目立ちにくく、フォーマルにも使える。 コーデを引き締め、高級感をプラス。 |
3位:ゴールド | 4.5 キャメルに近い、温かみのあるブラウン系。 カジュアルにも上品にも。 デニムとの相性抜群。 秋冬コーデにも活躍。 |
4位:クレ | 4.3 オフホワイト系の柔らかい白。 清潔感があり、明るい印象に。 春夏コーデにぴったり。 差し色としても優秀。 |
5位:ブルーニュイ | 4.0 深みのあるネイビー。 知的で落ち着いた雰囲気。 黒ほど重くなく、品のあるコーデに仕上がる。 |
6位:ローズアザレ/ローズサクラ | 3.8 華やかで可愛らしいピンク系。 コーデの主役になるアクセントカラー。 フェミニン派に人気。 |
7位:ヴェールクリケット/ヴェールジェイド | 3.5 おしゃれ感度の高いグリーン系。 トレンド感があり、こなれた印象に。 |
もちろん、これら以外にも魅力的な色はたくさんあります。
ミニエブリンは比較的手に取りやすい価格帯(エルメスの中では)ということもあり、普段選ばないような冒険色に挑戦してみるのもおすすめです。
自分のワードローブや好きなスタイルに合わせて、お気に入りの色を見つけてください。
エブリンの人気カラー、全体的な傾向は?
ミニエブリンだけでなく、PMやGMサイズも含めたエブリン全体の人気カラーにも、やはり定番色がランクインします。
- 不動の人気: エトゥープ、ブラック、ゴールドは、サイズを問わず常に高い人気を誇ります。
汎用性が高く、どんなスタイルにも合わせやすいのが理由です。 - 上品なニュアンスカラー: クレ、ナタ(白系)、グリアスファルト(アスファルトグレー)、エタン(錫色)など、エルメスならではの絶妙なニュアンスカラーも人気があります。
上品で洗練された印象を与えます。 - アクセントカラー: ブルー系(ブルーニュイ、ブルージーンなど)、ピンク系(ローズサクラ、モーヴシルベストルなど)、イエロー系(ジョーヌプッサンなど)なども、差し色として人気があります。
特にミニエブリンでは、明るい色が選ばれる傾向にあります。
色選びのポイント:
- 最初のひとつなら: どんな服にも合わせやすいベーシックカラー(エトゥープ、ブラック、ゴールド)がおすすめです。
- 2つ目以降なら: コーディネートのアクセントになるような、明るい色やニュアンスカラーに挑戦してみるのも良いでしょう。
- 季節感を意識する: 春夏はクレやパステルカラー、秋冬はゴールドや深みのある色など、季節に合わせて色を選ぶのもおしゃれです。
最終的には、ご自身の好みとライフスタイルに合った色を選ぶのが一番です。
直感を信じて、長く愛せる色を見つけてください。
気になるエルメス エブリンの新品値段は?
エルメスの製品は、素材やサイズ、そして購入時期や為替レートによって価格が変動します。
あくまで参考として、エブリンのサイズ別のおおよその新品価格帯(2024年~2025年初頭時点の目安)をご紹介します。
サイズ | 主な素材 | 参考価格帯(円) | 備考 |
---|---|---|---|
TPM (ミニ) | トリヨンクレマンス | 約500,000円~ | 最も小さいサイズ。 近年価格上昇傾向。 |
PM | トリヨンクレマンス | 約600,000円~ | 定番サイズ。 使い勝手が良い。 |
GM | トリヨンクレマンス | 約700,000円~ | 収納力が高い。 |
TGM (Très Grand Modèle) | トリヨンクレマンス | 約800,000円~ | 最大サイズ。 男性や旅行用に。 流通量は少なめ。 |
- 素材による価格差: 一般的に、トリヨンクレマンスよりもヴォー・エプソンの方が若干高価になる傾向があります。
また、希少な素材や特殊な加工が施されたものは、さらに価格が上がります。 - アマゾーヌ: ショルダーストラップがカラフルなキャンバス地の「アマゾーヌ」モデルは、通常のモデルよりも高価になる場合があります。
- 価格改定: エルメスは定期的に価格改定を行うため、上記はあくまで目安としてお考えください。
最新の価格は、エルメスブティックで確認するのが確実です。
エルメスのバッグは決して安価ではありませんが、その品質と普遍的なデザインを考えれば、長く愛用できる投資とも言えます。
購入を検討する際は、ご自身の予算と欲しいモデルを照らし合わせて、じっくりと検討することをおすすめします。
エブリンに関する疑問を解決
最後に、エブリンやエルメスに関してよく聞かれる疑問についてお答えします。
エルメスのエブリンを使っている年齢層は?
エルメスのエブリンは、特定の年齢層に限定されることなく、非常に幅広い世代の男女に愛用されています。
- 20代~30代: ファッション感度の高い若い世代には、特にミニエブリンが人気です。
コーディネートのアクセントとして、トレンドを取り入れたスタイルを楽しんでいます。
PMサイズをファーストエルメスとして選ぶ人もいます。 - 40代~50代: ライフスタイルが確立し、上質を知る世代には、PMサイズやGMサイズが支持されています。
日常使いから少し特別な日まで、シーンに合わせて使いこなしています。
落ち着いた色を選び、エレガントなスタイルに取り入れる方が多い印象です。 - 60代以上: 長年エルメスを愛用している方々にとって、エブリンは気負わず使えるデイリーバッグとして活躍します。
上質なものを長く大切に使うという価値観にマッチしたアイテムと言えるでしょう。
このように、エブリンは年齢を問わず、それぞれのライフステージやファッションスタイルに合わせて楽しむことができるバッグです。
「〇〇歳向け」という決まりは全くありません。
エルメスのエブリンはなぜなかなか買えないの?
「エルメスブティックに行ったけれど、エブリンがなかった」「欲しい色のエブリンが手に入らない」という声をよく聞きます。
エブリンが入手困難と言われる主な理由は以下の通りです。
- 高い人気と需要: エブリンはエルメスのバッグの中でも比較的購入しやすい価格帯(バーキンやケリーと比較して)でありながら、デザイン性と実用性を兼ね備えているため、世界的に非常に人気が高く、常に需要が供給を上回っている状態です。
- 限られた生産数: エルメスの製品は、熟練した職人による手作業で丁寧に作られています。
そのため、大量生産ができず、各モデルの生産数には限りがあります。 - 入荷状況の不確実性: どのブティックに、いつ、どのモデルや色のエブリンが入荷するかは、事前に知ることができません。
入荷してもすぐに売り切れてしまうことがほとんどです。 - 購入制限や顧客履歴: 人気商品は購入制限が設けられている場合があります。
また、エルメスでは、これまでの購入履歴がある顧客が優先される傾向があるとも言われています(公式に明言されているわけではありません)。
入手するためのヒント:
- エルメスブティックに足を運ぶ: オンラインストアでの販売もありますが、店頭の方が入荷のチャンスが多いと言われています。
諦めずに何度も足を運び、スタッフの方とコミュニケーションを取ることも大切です。 - 入荷情報をチェックする: エルメスの公式サイトやSNS、情報サイトなどで入荷情報をこまめにチェックするのも一つの方法です。
- 希望を伝えておく: ブティックのスタッフに、希望するモデル、サイズ、色を伝えておくと、入荷時に連絡をもらえる可能性があります(確実ではありません)。
- 中古市場や専門店を利用する: 新品にこだわらなければ、信頼できるブランド品専門店や中古市場で購入するという選択肢もあります。
ただし、偽物には十分注意が必要です。
エブリンとの出会いは「縁」とも言われます。
焦らず、気長に探す姿勢も大切かもしれません。
エルメス自体は何歳向けのブランドイメージ?
エルメスは1837年創業の長い歴史を持つ、フランスの高級メゾンです。
元々は馬具工房としてスタートしましたが、現在ではバッグ、革小物、アパレル、スカーフ、時計、ジュエリー、香水、テーブルウェアなど、幅広い製品を展開しています。
エルメスのブランドイメージは、特定の年齢層に限定されるものではありません。
- 最高品質へのこだわり: 素材選びから製造工程まで、一切の妥協を許さない職人技によって生み出される製品は、世代を超えて価値が認められています。
- 普遍的でタイムレスなデザイン: 流行に左右されず、長く愛用できるクラシックなデザインが多いのが特徴です。
- 豊かなライフスタイルの提案: エルメスの製品は、単なる物ではなく、持つ人のライフスタイルを豊かに彩る存在として提案されています。
これらのことから、エルメスは「年齢を問わず、本質的な価値や上質さを理解し、豊かなライフスタイルを求めるすべての人々」に向けられたブランドと言えるでしょう。
若い世代にとっては憧れの対象であり、経験を重ねた世代にとっては、その価値を深く理解し、人生に寄り添うパートナーのような存在となり得ます。
何歳から持ってはいけない、何歳向け、という決まりは全くなく、自分が「持ちたい」と感じた時が、エルメスとの付き合いを始めるのに最適なタイミングと言えるでしょう。

エルメス エブリン コーデを成功させるためのポイントまとめ
この記事では、エルメス エブリンのコーディネートについて、様々な角度から詳しく解説してきました。
最後に、エブリンコーデを成功させるための重要なポイントをまとめます。
- エブリンの基本: Hマークのパンチングが特徴的な、エルメスを代表するカジュアルショルダーバッグ。
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのモデルがあり、現行はストラップ調節可能なⅢ。 - サイズ選び:
- TPM (ミニ): アクセサリー感覚で。
差し色やバッグ2個持ちに。 - PM:** 定番サイズ。
日常使いに最適で、コーデの汎用性が高い。
- GM:** 収納力重視。
荷物が多い日、マザーズバッグ、男性にも人気。
- TPM (ミニ): アクセサリー感覚で。
- 年代別コーデ:
- 20代~30代: トレンドを取り入れつつ、ミニやPMでファッションを楽しむ。
- 40代~50代: 上質素材や落ち着いた色を選び、エレガントな着こなしを。
- 60代以上: 気負わないデイリーバッグとして、長く愛用。
- メンズコーデ: PMやGMサイズがおすすめ。
ベーシックカラーでシックに、またはアクセントカラーで個性的に。 - 「古い」は誤解: 時代を超えた普遍的なデザインで、ヴィンテージとしても価値がある。
- 人気色:
- 全体: エトゥープ、ブラック、ゴールドが不動の人気。
- ミニ: 上記に加え、クレ、ブルーニュイ、ピンク系、グリーン系なども人気。
- 新品値段(目安): TPM約50万円~、PM約60万円~、GM約70万円~。
素材や時期で変動。 - 年齢層: 特定の年齢層はなく、幅広い世代に愛用されている。
- 入手困難な理由: 人気の高さ、限られた生産数、入荷の不確実性など。
- エルメスのブランドイメージ: 年齢を問わず、本質的な価値を求めるすべての人へ。
エルメス エブリンは、持つ人の個性やライフスタイルに寄り添い、日々のコーディネートを格上げしてくれる魅力的なバッグです。
この記事を参考に、ぜひあなたらしいエブリンコーデを見つけて、ファッションを楽しんでくださいね。