エルメスといえば、バーキンやケリーといった象徴的なバッグ、上質なスカーフ、そして洗練されたジュエリーなどを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、エルメスの魅力はそれだけにとどまりません。
ブランドの真髄とも言えるのが、その豊かで繊細な「色」の世界です。
「エルメス・イン・カラー」は、まさにその色と美に焦点を当てた特別なブティックであり、エルメスのビューティとフレグランスの世界観を深く体験できる場所です。
この記事では、「エルメス・イン・カラーとは」何か、そのコンセプト、店舗情報、展開される商品(アクセサリー「ポップH」や香水、限定品を含む)、エルメスビューティーの他の取扱店舗(特に東京)、限定ノベルティ、さらにはエルメス製品の中でも特に価値の高い色や人気のカラーについて、詳しく解説していきます。
エルメスの色彩豊かな世界への扉を開け、その奥深い魅力を探求しましょう。
この記事のポイント
- 「エルメス・イン・カラー」は、美と香りに特化したエルメスの常設ブティックであること。
- エルメスビューティー全般とフレグランスが中心で、限定品や一部店舗ではシルクやアクセサリーも扱うこと。
- 主要都市に店舗があり(GINZA SIX、渋谷PARCO、伊勢丹新宿など)、他のビューティー取扱店と合わせてチェックできること。
- エルメスの色は人気と資産価値に影響し、定番人気色(ブラック、エトゥープ等)や高値で取引される色が存在すること。
エルメスインカラーとは
「エルメス・イン・カラー」とは、特定の商品ライン名ではなく、エルメスがその「美」と「色彩」の世界観を顧客に体感してもらうために展開する、ビューティとフレグランスに特化した専門ブティックのことです。
これらのブティックは、単なる販売スペースではなく、メゾンのフレグランスとビューティコレクションのすべてを集結させ、エルメスのエスプリ(精神)を通じて「エルメス流」の美を発信する「舞台」として位置づけられています。
店内は木材を基調とし、柔らかな色合いのタイルや塗装が施され、居心地の良い空間が広がっています。
国内最大規模とされる香水ディスプレイ、ビューティカウンター、メイクアップサービスを受けられるドレッサーなどが設置され、GINZA SIX店には日本初のパーソナルルームも設けられており、プライベートな空間で製品を試すことができます。
アニメーションウォールでは、エルメスが大切にするサヴォワールフェール(職人技)やクラフトマンシップに関連するオブジェが展示されるなど、空間全体でブランドの価値観を表現しています。
これらは期間限定のポップアップストアとは異なり、伊勢丹新宿店を皮切りに、主要な百貨店や商業施設内に設けられた常設の店舗です。
エルメス・イン・カラーのコンセプト
「エルメス・イン・カラー」の根底にあるのは、エルメスが長年培ってきた色への深い理解と、美に対する独自の哲学です。
その目的は、ビューティとフレグランスという比較的手に取りやすいカテゴリーを通じて、より多くの顧客にエルメスの世界観を広げることにあります。
単に製品を販売するだけでなく、五感を通じてブランドの世界に没入できる体験を提供することを目指しています。
店舗デザインや、パーソナルルームの設置、特別なディスプレイなどは、製品の背景にあるストーリーや職人の技術、そして色へのこだわりを感じてもらうための工夫です。
「エルメス・イン・カラー」は、メゾンに息づく色彩のエスプリを通じて、顧客が自分らしい美しさを見つけるためのインスピレーションを与える場なのです。
具体的な商品ラインナップ
「エルメス・イン・カラー」ブティックの主役は、エルメスのフレグランスとビューティアイテムの全コレクションです。
- エルメスビューティー:
- ルージュ・エルメス: サティネ(艶あり)やマット(艶なし)のリップスティック、リップバーム、リップオイル(エルメジスティブル)、リップペンシル、リップブラシなどが揃います。
GINZA SIX店限定の「ルージュ・グルナード 77」や渋谷PARCO店先行発売の「ルージュ・ガラ 80」のように、店舗オープンに合わせて限定色が登場することもあります。
これらの限定リップは、漆塗りのような特別なケースデザインが施されることもあります。 - レ・マン・エルメス: ネイルカラーやハンドケア製品。
- ローズ・エルメス: チーク製品。
- プラン・エア: ベースメイク製品。
これらビューティの全コレクションが対象と考えられます。
- ルージュ・エルメス: サティネ(艶あり)やマット(艶なし)のリップスティック、リップバーム、リップオイル(エルメジスティブル)、リップペンシル、リップブラシなどが揃います。
- フレグランス: 国内最大規模のディスプレイを誇り、エルメスの香水コレクションのすべてが揃います。
- その他(一部店舗):
- 渋谷PARCO店では、シルク製品(ツイリーなど)やファッションアクセサリーも取り扱われています。
- 阪急うめだ本店では、人気のアクセサリー「ポップH」のピアスやネックレス、キーホルダーが目撃された情報もあります。
これらのビューティ以外のアイテムの配置は、ビューティを入口として顧客をエルメスの他の世界へ誘い、カテゴリーを超えた購買を促進する戦略的な意図があると考えられます。
人気のポップH

エルメスのアクセサリーの中でも特に人気の高い「ポップH」。
Hロゴをモチーフにしたアイコニックなデザイン、豊富なカラーバリエーション、比較的手に取りやすい価格帯、コーディネートのしやすさが魅力です。
ペンダントとピアスが主なアイテムです。
「エルメス・イン・カラー」はビューティとフレグランスが中心ですが、前述の通り、阪急うめだ本店のように一部店舗でポップHが取り扱われた例もあります。
色彩豊かなポップHは、「エルメス・イン・カラー」が表現する色の世界観とも親和性が高いアイテムと言えるでしょう。
香りのラインナップ
エルメスの香水は、「庭園のフレグランス」シリーズ、「コロン エルメス」シリーズ、「エルメッセンス コレクション」、《ツイリー ドゥ エルメス》、《テール ドゥ エルメス》、そして《カレーシュ》などのクラシックな名香まで、多彩なコレクションを展開しています。
「エルメス・イン・カラー」ブティックでは、これらのフレグランスコレクションのすべてを取り扱い、国内最大規模とされるディスプレイスペースでその世界観を存分に体験できます。
GINZA SIX店にはパーソナルルームもあり、より深く香りを選ぶことが可能です。

アクセサリーにはどんな種類がある?
エルメスにはポップH以外にも、クリックH / クリック・クラックH(エナメルブレスレット)、ケリーやコリエ・ド・シアンなどのレザーブレスレット、シェーヌ・ダンクル(シルバー/ゴールドジュエリー)、その他のシルバージュエリー、ファインジュエリーなど、多彩なアクセサリーが存在します。
「エルメス・イン・カラー」ブティックで主に取り扱われるのはビューティとフレグランスですが、渋谷PARCO店のようにファッションアクセサリーやシルク製品を扱う店舗もあります。
ポップHが目撃された例もあり、店舗によってはビューティ製品と合わせてコーディネートを楽しめるアクセサリーに出会える可能性もあります。

どこで体験できる?店舗情報
「エルメス・イン・カラー」は、特定の場所に設けられた常設の専門ブティックです。
2025年4月現在、確認されている主な店舗は以下の通りです。
- エルメス・イン・カラー GINZA SIX: 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 地下1階
- エルメス・イン・カラー 渋谷PARCO: 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1階
- 伊勢丹新宿店 エルメス・イン・カラー: 東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館1階
- 阪急うめだ本店 エルメス・イン・カラー: 大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 (※フロア詳細は要確認)
- 髙島屋大阪店 エルメス・イン・カラー: 大阪府大阪市中央区難波5-1-5 髙島屋大阪店 1階化粧品売場 (※2025年4月12日オープン予定)
これらの店舗は、エルメスのビューティとフレグランスの世界に特化した、特別な空間となっています。
エルメスビューティーの店舗はどこ?
「エルメス・イン・カラー」はビューティとフレグランスの専門店ですが、これら以外にもエルメスのビューティ製品(コスメ)を購入できる店舗は多数存在します。
- エルメス・イン・カラー ブティック: 上記の専門店。
- 一部のエルメス直営店(旗艦店など): 銀座メゾンエルメスや表参道店などでもビューティ製品の取り扱いがあります。
- 百貨店内のエルメスブティック/カウンター: 伊勢丹新宿店(イン・カラーとは別にブティックもある)、西武池袋本店、日本橋三越本店、髙島屋(日本橋店、新宿店、玉川店)、銀座三越など、多くの百貨店内店舗でビューティ製品が販売されています。
- 空港内店舗: 羽田空港の店舗などでも取り扱いがあります。
- エルメス公式サイト: オンラインでの購入も可能です。
お探しの製品やサービスによって、訪れるべき店舗を選ぶことができます。
東京でコスメが買える店舗
東京都内には、「エルメス・イン・カラー」ブティックを含め、エルメスのコスメを購入できる店舗が豊富にあります。
以下に主要な店舗をまとめます。
店舗名 | タイプ | 所在地/フロア | 主な取扱商品(特記) |
---|---|---|---|
エルメス・イン・カラー GINZA SIX | エルメス・イン・カラー ブティック | 中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B1階 | フレグランス&ビューティ全般、パーソナルルームあり |
エルメス・イン・カラー 渋谷PARCO | エルメス・イン・カラー ブティック | 渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1階 | フレグランス&ビューティ、シルク、アクセサリー |
伊勢丹新宿店 エルメス・イン・カラー | エルメス・イン・カラー ブティック | 新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館1階 | フレグランス&ビューティ全般 |
銀座メゾンエルメス | 旗艦店 | 中央区銀座5-4-1 | ビューティ取扱あり |
エルメス表参道店 | 旗艦店 | 渋谷区神宮前5-7-20 | ビューティ取扱あり |
エルメス 伊勢丹新宿店 | 百貨店内ブティック | 新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館1階 | ビューティ取扱あり |
エルメス 西武池袋本店 | 百貨店内ブティック | 豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 本館1階 | ビューティ取扱あり |
エルメス 日本橋三越本店 | 百貨店内ブティック | 中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館1階 | ビューティ取扱あり |
エルメス 髙島屋日本橋店 | 百貨店内ブティック | 中央区日本橋2-4-1 髙島屋日本橋店 本館1階 | ビューティ取扱あり |
エルメス 髙島屋新宿店 | 百貨店内ブティック | 渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 髙島屋新宿店 2階 | ビューティ取扱あり |
エルメス 銀座三越店 | 百貨店内ブティック | 中央区銀座4-6-16 | ビューティ取扱あり |
エルメス 髙島屋玉川店 | 百貨店内ブティック | 世田谷区玉川3-17-1 髙島屋玉川店 本館1階 | ビューティ取扱あり |
エルメス 麻布台ヒルズ店 | 通常ブティック | 港区麻布台1-3-1 ガーデンプラザC 1階 | ビューティ取扱あり |
この表を参考に、アクセスしやすい店舗や品揃えの豊富さで選ぶことができます。
※2025年4月現在のものとなります、閲覧時には移転などの可能性があるため、事前にご確認ください。

限定ノベルティについて
エルメスは、ビューティ製品の発売やイベントに合わせて、特別なノベルティグッズを提供することがあります。
これらは非売品で希少価値が高く、エルメスファンの間で注目されています。
過去に報告されているノベルティの例:
- 限定ポーチ: 「ルージュ・ガラ 80」限定色に付属した、カレのデザイン「ブリッド・ドゥ・ガラ」の馬具モチーフ刺繍入りキャンバス製ポーチ。
- イベント限定ギフト: リップ製品2点購入特典として提供された、シルクカラーペーパーを用いた切り絵風アートワーク(馬のデザインで色を選べるカスタマイズ性あり)。
- フレグランス関連: 香水購入特典の、ボトルリボンと同柄のストラップ(例:「トゥッティ ツイリー ドゥ エルメス」)。
- 展示会記念品: 「エルメス・イン・ザ・メイキング」展で配布されたシールやポストカードなど。
これらのノベルティは、製品購入のインセンティブとなると同時に、ブランドの美学やクラフトマンシップを伝え、特別な体験を提供する役割を果たしています。
中古市場で取引されることもあり、過去にはプロモーションアイテムだった「ビニールケリー」が高値で取引された例もあります(ただし、これはエルメス・イン・カラー固有のものではありません)。
高く売れる色は何色?
エルメスの製品、特にバーキンやケリーは中古市場で資産価値を持つことがあり、その価値を大きく左右するのが「色」です。
中古市場で特に高く評価され、時に定価を超える価格で取引されることもある色は以下の通りです。
- SSランク(最高評価):
- ブラック (Noir): 時代を超えた圧倒的な需要と汎用性。
- エトゥープ (Etoupe): 高い人気を誇る上品なグレージュ。
汎用性も高い。
- Sランク(高評価):
- グレー系: エタン (Etain)、グリアスファルト (Gris Asphalte)、トゥルティエールグレー (Gris Tourterelle) など。
洗練されたニュートラルカラー。 - ホワイト/クリーム系: クレ (Craie)、ナタ (Nata)、ベトン (Beton)。
近年価値が上昇している人気色。
- グレー系: エタン (Etain)、グリアスファルト (Gris Asphalte)、トゥルティエールグレー (Gris Tourterelle) など。
- A/Bランク(安定高評価〜高評価):
- ゴールド (Gold): エルメスを象徴するブラウン。
根強い人気。 - トレンドカラー(一部): ローズサクラ (Rose Sakura) は希少性と持続的な人気から別格の高評価。
ローズエクストリームやヴェールクリケットなども高評価を得ることがあるが、変動しやすい側面も。
- ゴールド (Gold): エルメスを象徴するブラウン。
価値を左右する他の要因:
色だけでなく、以下の要素も中古価格に大きく影響します。
- 金具: ゴールド金具やローズゴールド金具は、シルバー金具より高く評価される傾向。
- サイズ: バーキンやケリーでは25cm、30cmなどの小さいサイズの方がリセールバリューが高い傾向。
- 素材: トゴ、エプソン、トリヨンクレマンスなどの定番牛革素材は需要が高い。
リザードも近年人気。 - 状態・年式: 新品に近い状態、新しい製造刻印ほど高額査定。
高リセールバリューカラーの概要(主にバーキン/ケリー)
色名 | 代表的な中古ランク/評価 | 主な価値要因 | 金具/サイズとの相互作用例 |
---|---|---|---|
ブラック (Noir) | SSランク / 最高評価 | 時代を超えた需要、究極の汎用性、安定性 | ゴールド金具で価値向上、特にサイズ25/30で顕著 |
エトゥープ (Etoupe) | SSランク / 最高評価 | 高い人気、上品さと汎用性、安定した需要 | ゴールド金具で価値向上傾向、サイズ25/30で特に人気 |
グレー系 (Etain, Gris Asphalte等) | Sランク / 高評価 | 洗練された印象、定番ニュートラル、高い需要 | ブラック/エトゥープに次ぐ安定感 |
ホワイト/クリーム系 (Craie, Nata等) | Sランク / 近年高騰 | トレンド、清潔感、上品さ、希少性 | ゴールド金具との組み合わせが人気 |
ゴールド (Gold) | A/Bランク / 安定高評価 | 歴史的背景、定番ブラウン、根強い人気 | トップには劣る場合もあるが依然強力 |
ローズサクラ (Rose Sakura) | Aランク以上 / トレンド高騰 | 希少性、持続する人気、独特の美しさ | 特にサイズ25で非常に高価値 |
これらの情報は、エルメス製品を資産として考える際に非常に重要となります。
人気のカラーは何色ですか?
消費者に現在人気のある色は、中古市場での価値(リセールバリュー)が高い色と重なる部分もありますが、少し異なる側面も見られます。
常にトップクラスの人気を誇る色は以下の通りです。
- ゴールド (Gold): エルメスの歴史を象徴するナチュラルなブラウン。
- ノワール (Noir/Black): 究極の定番色。
職人技が光る深みのある黒。 - エトゥープ (Etoupe): 洗練されたグレージュ。
非常に汎用性が高い。
これらに加えて、以下の色も人気を集めています。
- ピンク系: ローズサクラ、ローズアザレ、モーヴシルベストルなど。
女性らしく華やか。 - クレ (Craie): 柔らかいオフホワイト。
上品で落ち着いた雰囲気。 - ブルーインディゴ (Blue Indigo): ブラックに近い知的な濃紺。
定番色の一つ。 - トレンチ (Trench): 合わせやすいナチュラルなベージュ。
復活色としても人気。
製品による人気色の違い:
バッグのデザインによっても人気の色は異なります。
- バーキン: ブラック、ゴールドが王道。
- ピコタン: エトゥープ、クレ、明るい色も人気。
- ガーデンパーティ: ナチュラル系、ベージュ系が人気。
- 財布: エトゥープ、ゴールド、ノワールの定番に加え、ルージュアッシュなども人気。
エルメスの人気トップカラー
色名 | 説明/ニュアンス | 人気の主な理由 | 特に人気のある製品カテゴリー例 |
---|---|---|---|
ゴールド (Gold) | ナチュラルなキャラメルブラウン。 エルメスの象徴色 |
歴史的背景、上品さとカジュアルさの両立、汎用性、クラシックな魅力 | バッグ、財布、小物全般 |
ノワール (Noir/Black) | 深みのある黒。 職人技が光る色合い |
究極の定番、あらゆる場面に対応、高級感、飽きがこない | バッグ、財布、小物全般 |
エトゥープ (Etoupe) | グレージュ。 洗練されたニュアンスカラー |
上品さと汎用性、汚れが目立ちにくい、幅広い層に支持 | バッグ、財布、小物全般 |
ピンク (Pink) 系 | ローズサクラ、ローズアザレなど多様 | 女性らしさ、可愛らしさ、華やかさ、近年注目 | バッグ(特に小さめ)、小物 |
クレ (Craie) | チョークのようなオフホワイト | 上品な明るさ、強すぎない白、ニュートラルカラーとしての人気 | バッグ、財布 |
ブルーインディゴ | ブラックに近い濃紺。 知的な印象 |
定番色、さりげない個性、知的な印象 | バッグ、小物 |
トレンチ (Trench) | トレンチコートのようなベージュ | 合わせやすい万能カラー、柔らかい雰囲気、復活色としての人気 | バッグ(特にピコタン)、小物 |
人気色と高額買取色の違い
エルメスの色選びにおいて、「人気のある色」と「中古市場で高く売れる色(高リセールバリュー色)」は、重なりつつも完全に一致するわけではありません。
- 重なる領域(人気も価値も高い):
- ブラック (Noir) と エトゥープ (Etoupe) は、消費者からの絶大な人気と中古市場での最高評価を両立しています。
時代を超えた魅力と汎用性がその理由です。
- ブラック (Noir) と エトゥープ (Etoupe) は、消費者からの絶大な人気と中古市場での最高評価を両立しています。
- 乖離する領域(人気は高いが価値評価はトップではない場合も):
- ゴールド (Gold) は非常に人気ですが、中古市場ではブラックやエトゥープに次ぐ評価(例:Bランク)とされることもあります。
- ピンク系などのトレンドカラー は発表時に人気が沸騰しますが、長期的な価値は定番ニュートラルカラーほど安定しない可能性があります。
ただし、ローズサクラのように希少性から例外的に高い価値を維持する色もあります。
なぜ違いが生まれるか?
- 安定性: クラシックなニュートラルカラー(ブラック、エトゥープ、グレー系など)は流行に左右されにくく、幅広い層に受け入れられるため価値が安定しやすいです。
- 変動性: 明るい色やトレンドカラーは流行の影響を受けやすく、価値が変動するリスクがあります。
- 希少性: 生産数が少ない色は、人気度に関わらず価値が高まることがあります(例:ローズサクラ)。
- 「最初のエルメス」効果: 初めて購入する際に定番色を選ぶ傾向が、その色の需要と価値を支えています。
エルメスは、安定した価値を持つ定番色と、市場を活性化させるトレンドカラーの両方を巧みに展開し、そのバランスが中古市場の評価にも反映されています。
エルメスインカラーとは
改めて、「エルメスインカラーとは」何かをまとめると、それはエルメスのビューティとフレグランスの世界観を、色というテーマを通じて深く体験できる専門ブティックのことです。
単なる店舗ではなく、五感を刺激する空間演出や限定品、特別なサービスを通じて、エルメスならではの美意識やクラフトマンシップに触れることができる「舞台」なのです。
これらのブティックは主要都市に常設されており、エルメスの色彩豊かな世界への入り口として、多くの人々を魅了しています。
まとめ:エルメスインカラーとは
この記事では、「エルメス・イン・カラーとは」をテーマに、以下の点を解説しました。
- エルメス・イン・カラーのコンセプト: 美と香りに特化した体験型の専門ブティックであること。
- 具体的な商品ラインナップ: ビューティ・フレグランス全般に加え、限定品や一部店舗でのアクセサリー(ポップH含む)/シルクの展開。
- 人気のポップH: 定番アクセサリーであり、一部のイン・カラー店舗でも取り扱い例があること。
- 香りのラインナップ: 全コレクションを取り扱い、充実したディスプレイで体験できること。
- アクセサリーの種類: エルメスの多様なアクセサリーと、イン・カラー店舗での限定的な取り扱いについて。
- 体験できる店舗情報: GINZA SIX、渋谷PARCOなど主要都市の常設ブティックであること。
- エルメスビューティーの常設店舗: イン・カラー以外にも旗艦店や百貨店カウンターなど多数存在すること。
- 東京でコスメが買える店舗: イン・カラーブティックと他の主要取扱店のリスト。
- 限定ノベルティ: ポーチ、アートワーク、ストラップなどの具体例と、その希少性・収集価値について。
- 高く売れる色: ブラック、エトゥープを筆頭とする高リセールバリュー色と、金具・サイズなど他の価値決定要因。
- 人気のカラー: 定番色(ゴールド、ノワール、エトゥープ等)や人気のニュアンスカラー、アクセントカラー、製品による人気色の違い。
- 人気色と高額買取色の違い: 両者の関係性と市場原理について。
エルメスの世界は、色というフィルターを通すことで、さらに奥深く、魅力的に見えてきます。
この記事が、あなたのエルメスへの理解を深める一助となれば幸いです。
参考資料
- エルメス公式サイト – Hermès Japon
- エルメス ビューティ – エルメス公式サイト
- エルメス 店舗検索 – エルメス公式サイト