エルメス(HERMES)の象徴とも言えるシルクスカーフ。「いつかは欲しい憧れのアイテム」であると同時に、「エルメスのスカーフはおばさんっぽいと思われないか心配」「自分にはハードルが高くて難しい」と感じている方も一定数いらっしゃるようです。
確かに、一昔前の強い柄や鮮やかすぎる色遣いのものを、ただ首に重たく巻いてしまうと、少し古めかしい印象を与えてしまう危険性はゼロではありません。
しかし、選び方と使い方さえマスターすれば、年代問わず(20代〜60代以上まで)どんな女性にも信じられないほどの気品と華やかさをもたらしてくれる「魔法のアイテム」へと変わります。
エルメス スカーフが老けて見えない・似合う人の決定的な違い
「おばさんっぽく見える人」と「スタイリッシュに似合う人」の差は、ずばり**「引き算のコーディネートができているか」と「パーソナルカラーの意識」**に尽きます。
エルメスのスカーフ自体が主役級の存在感を放つため、合わせる洋服は極力シンプル(白シャツ、無地のニット、トレンチコートなど)に抑えるのが鉄則です。服もスカーフも柄物にしてしまうと、途端にまとまりがなくなり、年齢以上に老けて見える原因となります。
また、自分の肌や瞳の色(イエベ・ブルベ)に調和するカラーを選ぶことで、レフ板効果のように顔まわりがパッと明るくなり、驚くほど若々しく洗練された印象になります。
30年前のヴィンテージ・エルメスが再燃!現代に映える理由
実はいま、お母様やお祖母様から譲り受けた「30年前のエルメススカーフ」を現代のファッションに取り入れるスタイルが、お洒落な女性たちの間で大ブームとなっています。
中古ブランド市場でも、1990年代頃に作られた特定の柄は**「ヴィンテージ・エルメス」として、当時以上の高値で取引されるほど希少価値が高まっています。**
30年前のエルメスの圧倒的な品質とクラシカルな魅力
なぜ今、30年前のものがそこまで人気なのでしょうか?
それは、当時の職人たちが手作業で何層にも重ねて刷り上げたシルクスクリーンプリントの重厚感と、現代にはないクラシカルで少しレトロな色使いが「一周回って新鮮で可愛い」と評価されているからです。
エルメススカーフ 難しいと感じさせない「普段使い」の巻き方
「買ったはいいけれど、巻き方がわからなくてタンスの肥やしになっている」という声を多く聞きます。エルメスのスカーフは決して格式張った特別な日のためだけのものではありません。
ここでは、不器用な方でも今日からすぐ実践できる、テクニック不要の「普段使いに最適な巻き方アレンジ」をご紹介します。
首元を彩る超簡単なスカーフアレンジ(ループノット・カウボーイ巻き)
まずは定番の首元の巻き方ですが、かっちりと結び目を綺麗に作ろうとするとマダム感が出すぎてしまいます。
おすすめは、スカーフを三角形に折って首の前に垂らし、両端を後ろで交差させて前で無造作に結ぶ**「カウボーイ巻き」**です。VネックのニットやTシャツの首元からチラリと柄を見せるだけで、こなれた今っぽい雰囲気になります。
また、細長く折ってから首にかけ、片方を結び目にしてそこにもう片方を通すだけの**「ループノット」**も、崩れにくく日常使いにぴったりです。
エルメス初心者にも大人気!バッグの持ち手に巻くアレンジ
「どうしても首に巻くのは抵抗がある・気恥ずかしい」という方に圧倒的におすすめなのが、**バッグのハンドル(持ち手)にスカーフを巻きつけるアレンジ**です。
愛用のピコタンやバーキン、あるいは手持ちのプレーンなレザーバッグの持ち手に、細身のスカーフ(ツイリーなど)をくるくると巻きつけてリボン結びをするだけで、一瞬にして見違えるほど華やかになります。
バッグのハンドルの汚れ防止にもなるという実用的な側面もあり、エルメス愛用者の間では最もポピュラーな「普段使い」の手法です。
ヘアアクセサリーやベルト代わり!進化するこなれアレンジ
首やバッグ以外にも、スカーフの楽しみ方は無限大に広がっています。
例えば、細長く折ったスカーフを髪の毛と一緒に編み込んだり、ポニーテールの結び目にリボンのように結んだりといった**「ヘアアクセサリー」としての使い方**は、顔まわりが華やかになり若い世代からも大人気です。
また、大きめのサイズ(カレ90など)をトレンチコートやワイドパンツのウエストループに通し、**「ベルト代わり」として垂らす**テクニックも、海外スナップなどでよく見られる上級者の着こなしです。こういった自由な発想が、スカーフを古臭く見せない最大の秘訣と言えます。
絶対に失敗しない!エルメス スカーフ 使いやすいサイズ選び
エルメスのスカーフには、用途に合わせて様々なサイズや形のバリエーション(ラインナップ)が存在します。
自分のライフスタイルや、「どう使いたいか」の目的に合わせて最適なサイズを選ぶことが、失敗しないための極意です。代表的な3つのサイズをご紹介します。
バッグアレンジの最強アイテム「ツイリー(Twilly)」
現在、エルメスの店頭でも入荷と同時に完売してしまうほど爆発的な人気を誇るのが**「ツイリー」**です。
サイズは約5cm×86cmと非常に細長く、ネクタイのような形状をしています。最初から細く折られている状態なので、**バッグのハンドルに巻くのにはこのツイリーが最も適しています。**
価格帯もエルメスの中では比較的購入しやすいため、ファーストエルメスや、友人へのギフトとしても選ばれやすい、誰にとっても「最も使いやすいサイズ」の代表格です。
世界で一番愛される黄金比「カレ90」と、現代の実用派「カレ70」
エルメスのスカーフと聞いて誰もが想像する正方形の「カレ(Carre)」。その中で最も伝統的かつ定番なのが**「カレ90(90cm×90cm)」**です。
広げた時のアートのような美しさは圧巻で、首に巻いた時に上品なボリューム感が出せるため、アレンジの幅が非常に広いです。「一生モノ」として一枚選ぶなら、間違いなくこのカレ90でしょう。
| サイズ名 | 大きさ | おすすめの用途・特徴 |
|---|---|---|
| ツイリー | 約5cm×86cm | バッグの持ち手、手首、ヘアアレンジ(初心者向け) |
| カレ70 | 70cm×70cm | 首元(スッキリ)、カジュアルな普段使い(現代的) |
| カレ90 | 90cm×90cm | あらゆるアレンジに対応可能、コートの上にも(王道) |
| カレ140 | 140cm×140cm | ストール・ショール代わり、防寒具として(上級者向け) |
一方で、近年急激に需要を伸ばしているのが、一回り小さい**「カレ70(70cm×70cm)」**です。
カレ90ほどのボリュームが出すぎず、首回りにキュッとコンパクトに収まるため、「大げさにならずサラッと普段着に合わせやすい」として、現在の日本の気候やミニマルなファッション環境に最もマッチする使いやすいサイズとして支持を集めています。
エルメス スカーフ 名作と最新人気ランキングトップ3
1500種類以上の想像を絶するデザインパターンが存在すると言われるエルメスのスカーフ。
毎年新作が発表される中でも、何十年にもわたって世界中の女性に愛され続けている「名作中の名作」と、現在の最新人気ランキング上位の柄をご紹介します。
1位:ギネス認定の永遠の傑作「ブリッド・ドゥ・ガラ(Brides de Gala)」
エルメスのすべてのスカーフの中で、圧倒的な人気と知名度を誇示するのが、1957年に発表された**「ブリッド・ドゥ・ガラ(式典用馬勒)」**です。
エルメスのルーツである馬具工房の歴史を感じさせる、装飾が施された馬勒(ばろく)が力強くかつエレガントに描かれています。「世界で最も売れたスカーフ」としてギネスにも登録された大名作であり、これを持たずしてエルメススカーフは語れないと言われるほどの絶対的アイコンです。どの色を選んでも失敗がありません。
2位:ブランドの魂を宿す家紋「エクスリブリス(Ex-Libris)」
続いて根強い人気を誇るのが、エルメスの家紋(蔵書印)を中心に据え、周囲に四輪馬車と従者を配したクラシカルなデザインの**「エクスリブリス」**です。
1946年の誕生以来、格式高く知的な印象を与える柄として、キャリア層の女性から圧倒的な支持を得ています。スカーフを折りたたんで巻いた際にも、絶妙なバランスでロゴや模様が顔を覗かせるよう完璧に計算されている点も名作たる所以です。
3位:ロイヤルな気品漂う「アルネ・ドゥ・クール(Harnais de Cour)」
優雅で女性らしい雰囲気がお好みの方から高い指名買いを受けるのが、宮廷馬具をモチーフにした**「アルネ・ドゥ・クール」**です。
細部まで緻密に描かれた装飾品と、優美な曲線の連続が、羽織った時に信じられないほどの高級感と柔らかさを演出してくれます。特にピンクやブルーなど、淡いパステル調のカラーリングのものが、「顔まわりがパッと華やかになる」と口コミでも大絶賛されています。
まとめ:一生モノのエルメススカーフを日常の味方に
今回は、エルメスのスカーフにまつわる「おばさんっぽい?」「使いこなしが難しい?」といった疑問から、本当に使いやすいサイズ選び、そして現代に映える最新の巻き方までを徹底解説してきました。
本記事の重要なポイントをまとめます。
- エルメス スカーフをおばさんっぽく見せないコツは、シンプルな服との組み合わせと「パーソナルカラー」の意識。
- 30年前のヴィンテージ・エルメスが現在再評価されており、レトロな色使いが今のファッションに極上のこなれ感を生む。
- スカーフが難しいと感じる場合、まずは首元へのカジュアルな「カウボーイ巻き」や、バッグの持ち手への巻き付けなど「普段使い」から始めるのがベスト。
- 用途に合わせて、「ツイリー(バッグ用)」「カレ70(コンパクトで日常使い)」「カレ90(アレンジ自在の一生モノ)」など使いやすいサイズを選ぶ。
- 迷ったら「ブリッド・ドゥ・ガラ」や「エクスリブリス」など、いつの時代も色褪せない名作柄を選ぶのが鉄則。
一枚あるだけで、いつもの何気ない日常のコーディネートを劇的に格上げしてくれるエルメスのスカーフ。
「特別な日のためのもの」と箱の中にしまっておかず、ぜひもっとラフに、もっと自由に、あなたの毎日のファッションに取り入れてみてください。きっと、鏡を見るのが毎日楽しみになるはずです。


